中年男性の年齢を超えた純愛。 - いつも心に太陽をの感想

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いつも心に太陽を

3.503.50
映像
4.00
脚本
3.00
キャスト
4.00
音楽
3.50
演出
3.50
感想数
1
観た人
1

中年男性の年齢を超えた純愛。

3.53.5
映像
4.0
脚本
3.0
キャスト
4.0
音楽
3.5
演出
3.5

90年代を代表する美少女といわれる観月ありさ。その観月ありさが

透明感溢れるみずみずしさで演じる病気の少女、智恵子と、

西田敏行演じる冴えない中年男性裕次郎と恋に落ちる、それはありえない設定でありながら、信じられないほど純愛です。

同時進行で、裕次郎の上司で小林稔侍演じる林田は妖艶な美しさを放つ大学生、遠山景織子演じる京子と不倫関係に落ちてしまいます。京子は恋人と共謀して林田から金を巻き上げるつもりでいたものの、は次第に林田に心を寄せていきます。

家庭も壊れれ職場の地位も失った林田は、実は本当の愛に飢えていた京子の心の奥に気付き、最後は京子といることを決めます。


智恵子と同じ病院に入院し、美しい智恵子と中年男裕次郎の関係に言及をする病弱な美少年は、当時ジュノンボーイからドラマ初出演となる俳優、袴田吉彦が好演。これも見逃せません。

智恵子の背景にある複雑な家庭関係など

ドロドロした世界観は当時ブレイクしていた脚本家野島伸司作品などに通じるものがあります。

またクライマックスで必ず流れる主題歌「大切な君の胸へ」はは耳から離れないバラード。メロディーがピタッと止まって主人公の衝撃な気持ちを表すなど、独特な表現も斬新です。

中年男性の恋という、美しい話になりにくい題材を描いた作品でありながら、何故か美しい恋の印象が残る作品です。



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