獅子の時代 総集編のあらすじ・作品解説
獅子の時代 総集編は、1年かけてNHKの大河ドラマとして放送された「獅子の時代」を再編集して放送した日本のテレビドラマである。「対決のパリ」、「鶴ヶ城 決戦」、「敗れし者の道」、「愛と動乱の日々」、「自由自治元年」という5つに分けて放送された。 脚本は、「ふぞろいの林檎たち」シリーズなどの人気ドラマの脚本で知られる山田太一、音楽は宇崎竜童が担当し、挿入歌はダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドの「OUR HISTORY AGAIN―時の彼方に―」だった。 菅原文太演じる会津出身の幕府使節・平沼鉄次と加藤剛演じる留学中の薩摩藩士・苅谷嘉顕の、敵同士として出会った2人の武士の友情や葛藤を描いた時代劇ドラマである。 このドラマの主人公は、実在の人物ではなく架空の人物で、大河ドラマで架空の人物が主人公を演じたのは、「三姉妹」以来であった。架空の人物が主人公の話ではあったが、実在の人物ももちろん登場しており、大久保利通は鶴田浩二、西郷隆盛は中村富十郎が演じた。