スジナシのあらすじ・作品解説
スジナシは、1998年10月14日から2014年6月24日まで16年間も続き、CBCテレビで放送されていたバラエティ番組である。深夜の30分番組としてスタートし、以降は1時間番組へ拡大したり、放送時間の変化を繰り返しながら、2011年4月からは中井美穂が進行役を務めるという形で再び30分番組へと落ち着く。また、劇場公演も行っている。 毎回ゲストを呼び、笑福亭鶴瓶と二人でエチュード(即興ドラマ)を作り上げる。事前に決まっているのは、セットと小道具のみである。セリフは全てアドリブ、台本がない事から「スジナシ」とされ、打ち合わせもナシ、NGもナシの一発勝負。全てがぶっつけ本番である。進行役の中井美穂がOKを出すまで繰り広げられ、観ている側も演じている二人すら全く先が読めない。ドラマを演じ終わると、その映像を観ながら、あのセリフはどういう意味だったのか?どんな事を考えていたのか?等のトークをする。 スジのないドラマを、毎回作り上げるというこの試みにいくつかの賞を受賞している。
スジナシの評価
スジナシの感想
即興劇に出演者の実力見たり⁉︎
この『スジナシ』は、完全オリジナルの即興ドラマなので、何が起こるか全く予測不能な展開になることがとても面白くてハマりました。即興ドラマだからもちろん台本無しですし、シチュエーションや手に持つ小道具なども演じる寸前に決めるのです。そのため出演者2人の緊張がこっちにも伝わってきます。この張り詰めた空気の中で繰り広げられるドラマをハラハラ・ドキドキして観るのがたまらなく面白い‼︎しかしながら、ホストである【笑福亭鶴瓶】の相手役となるゲストは毎回異なるから、ゲストにアドリブで対応できる能力と判断力が弱いと鶴瓶さんの思惑通りに物語が進行してしまい、いまいち残念に感じてしまうのは私だけでしょうか…⁉︎その点このDVDに収められている作品は、実力派俳優の方々が出演していますから、間違いなく楽しめます。例えば、コメディアンのイッセー尾形さんは、元々一人芝居の芸人さんですから、いくら鶴瓶さんが仕掛けても驚き...この感想を読む