価値とか……役に立たなきゃダメだとかそんなこといいんだよ そんなの考えなくていいんだよ!一緒に暮らして生きて笑って……! ただいてくれるだけでいいんだよ……! 命がある……それだけですごいことなんだよ
七川・J・雷蔵
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是-ZE-は志水ゆきによるBL(ボーイズラブ)漫画。2004年から2010年にかけて新書館Dear+にて連載された。単行本はディアプラス・コミックスにて全11巻が発行、更にファンブック、画集、スピンオフ集なども発行されている。 天涯孤独の少年・雷蔵が住み込みで働くことになったお屋敷の住人達は、「言霊」という力で言葉にしたことを現実のものにできる「言霊師」の三刀一族と、彼らを主人と仰ぎ、言霊師が力の代償として受ける傷を身代わりとして受ける存在の「紙様」と呼ばれる者たちだった。 紙様の一人、紺と雷蔵との恋愛を描いた話がシリーズの根幹。さらに彰伊と阿沙利、玄間と氷見など、いくつかの言霊師&紙様カップルの恋愛模様が描かれている。全編にわたって男性同士の性描写シーンが多々含まれている。 ドラマCDも発売されており、主要キャストは鳥海浩輔(雷蔵)、福山潤(紺)、森川智之(彰伊)、千葉進歩(阿沙利)らがつとめた。
人殺しを生業とする特殊な一族、三刀家。言霊を操り強い力を持つ彼らは、その力の代償として強い言霊を操ると己の身体にもダメージを受けてしまう。そのダメージを請け負う為に作られたのが紙様たち。その紙様を作る謎の男、和記。彼らは一つの館に住んでいた。そんな不思議な一族が集う館に、まったく血縁のない雷蔵という青年が住み着くところから物語が始まる…。この作品には複数の章があり、それぞれカップリングも異なっている。しかし全ての章に共通するのが、主の為に産まれ主の為に生き、時に白紙、紙様にとって死を意味する事さえ厭わない紙様と、それを拒み葛藤し、傷つけたくないのに傷つけなくてはいけない運命を時に恨み、時にその絶対的な関係に一つの愛を見いだす主たちの絆の物語だという所だ。主たちは愛するものを己の力と宿命の為に傷つけなくてはならないが、そもそもその力の特性がなければ紙様は存在しないし出会えもしなかった。そ...この感想を読む
一人身になってしまった学生の雷蔵が、和記という和服を着た男の家におじゃますることになりました。雷蔵はこんな名前ですが、見た目は外人で日本人なんです(笑)雷蔵がお世話になるそこは、三刀家といって言霊を操る一族でした。一族の力のある人間には「紙様」といって、言霊で返ってきた傷を受ける人形がいます。人形と言っても見た目は人になんら変わりはないので、どれが紙かわからなくなります。皆一人ずつご主人がいるのですが、そこに住む紺という少年だけはご主人がいなかったので、紺に惚れてしまった雷蔵は紺が欲しいとプロポーズ?します(笑)他、現三刀家当主の彰伊と紙の阿沙利も登場してきてバタバタしてます。男に見えるかっこいい女の人なども、個人的には関西弁喋る阿沙利が良いキャラしてます。紙はご飯食べないそうなのですが、それを知らず「ご飯いらない」なんて言われた雷蔵が凹んでいてちょっとかわいく見えました。この感想を読む
よみがな:やしろげんま 性別:男 性格:俺様 傲慢 嫌いな食べ物:トマトジュース 職業:言霊師 真名:玄魔
よみがな:しちかわ じぇい らいぞう
七川・J・雷蔵
紙様として自分に価値がない、自分を大切にしないで自暴自棄になっている紺に、唯一の肉親だった祖母を亡くして天涯孤独となってしまった雷蔵が説得させるシーンです。