1人の野球選手の幼少期から一流選手になるまでを描いた大作スポーツ漫画
人生の中で挫折を繰り返しながらも夢を諦めない吾郎のスポーツ哲学主人公の茂野吾郎は確かに類まれなスポーツセンスを持った野球選手ですが、決してメジャーリーグで活躍するまで順風満帆に野球キャリアを積んできた人ではありません。彼は野球選手として、1人の人間として、数えきれないほどの挫折を味わいながらもそれを乗り越えてきたのです。まずストーリーが始まった時点で彼にはお母さんがいません。彼のお父さんは横浜マリンスターズの1軍と2軍を行ったり来たりする本田茂治という選手だったのですが、そのお父さんは鳴り物入りした外国人投手ジョー・ギブソンのデッドボールが原因で亡くなってしまいます。その後本田吾郎は幼稚園の先生と彼の実のお父さんの友人である茂野英毅との間で育てられます。このような複雑な家庭環境を幼稚園のうちに経験した人が挫けずに夢に向かって努力し続ける、それは並大抵のことではありません。ですが、このような...この感想を読む
4.54.5
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