牛
レースものの作品どころか駅伝すらテレビでつけてても10分と持たない私ですが、47分の作品中約35分もを占める自転車レースシーン、自分でも意外なほどに面白く観ました。 爽やかな実況(声:バード)、道路の画から始まります。 超崖っぷちロードレーサーのペペ。スポンサーの気持ちも離れそうな現状。 駆け引きやアクシデントなどで、事態は必ずしも事前の予測どおりにはいかない。 自分の価値も実は自己評価通りとは限らない。 ていうかロードレースって全くの個人競技かと思ってました。 あと、兄弟って男同士だからこそこういうこともあるよね…なるほどね…と。 声優は有名どころでは他に、主人公を大泉洋、主人公の兄を筧利夫、兄の結婚相手を小池栄子がやっています。 公開日は、10年前のまさに今日、2003年7月26日。 余談ですが当時の大泉は、道内バラエティで随分な人気があった以外は全国的な知名度は本当に若干に過ぎず。 この作品の会見的なものの記事がネットに上がっても、そこには筧・小池ふたりの写真(本当は3ショットだったと思われる)しか載ってないこともありました。 時代は変わるものですね。 本レビューのタイトルを牛にしたのは、途中で出てくる黒い看板が妙に印象的だったから。 見上げれば常にそこにいてくれる大きな看板…みたいな地元の象徴としての存在、あなたにもないですか? スピード感をがっつり描くレースシーンや景色にも大いに注目してほしい作品です。
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