ショパンはジョルジュ・サンドのツバメちゃん  生きていくんだ金が要る - ショパン 愛と哀しみの旋律の感想

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ショパンはジョルジュ・サンドのツバメちゃん  生きていくんだ金が要る

4.54.5
映像
3.5
脚本
4.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
3.5

ポーランド映画もがんばっています、私が始めて見たポーランド映画はこの作品でした。 ピアノ音の詩人と歌われるショパンの活動を描いてますが、なんともこれ、今時の芸能界的なお話でほろりとしてしまいます。音楽家や芸術家は力を持った者に贔屓にならないと、人の眼に触れないと言う悲しい運命の元に生息しています。 絢爛豪華と思うショパンやリストの懐事情が垣間見られる、覗き見の楽しさがある作品です。 この映画は「食い物の恨みは恐ろしい」とこれに尽きるでしょう。 そして、金を持った女は男遊びをします、これがメッセージです。せっせとお金を作れるようになって、この境地を迎えたいと願う筆者です。 ポーランドで父親から厳しいしつけで音楽を叩き込まれて、成人してパリにやってきたショパン。彼は男前だったので、年上の女流作家のジョルジュ・サンドのツバメちゃんになります。 ポーランドでがんばって腕をあげて、パリで売り出す、パリは大きなマーケットですから、パトロンやスポンサーを見つけて、殿様に気に入ってもらわないと、お仕事が無い。昔ロンドンで売り出して米国に行くというのが流行り、韓国のグループが日本を目指しと、同じ事が行われているようです。 この作品は芸術と言われてる物は実は何だったのか、また現代における芸術に未来はあるや、いなやと教えてくれます。

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