宗教は誰のものだ それは教会のものだ 宗教に興味があれば見て欲しい作品
1986年公開でフランス・イタリア・西ドイツ合作でジャン=ジャック・アノー監督の作品。 舞台は14世紀、中世のキリスト教修道院。宗教論争の会議に出席するために来たベテラン修道士が連続殺人を解決する、犯人探し物語。 修道士が連れてる少年の見習いが可愛らしいのです、この少年がこのままずっとずた袋を着て人生を終えるのかと思うと、どーよなぁと心寂しくなりますが。 当時コペルニクスも皆全て、教会は全ての学問の集大成でした。字を読める人は特権階級で、聖書はラテン語で書かれており、普通の人は読むことも見ることも無かったのです。 平民は教会のミサには出ることが許されるが、宗教は言われた事を鵜呑みにするだけだった。 修道院や教会に所属する神父が、生活の規律を決め、支配していていました。ショーン・コネリの諦めたような姿と理知を感じさせる感情を抑えた仕草がよく合ってます。 最後のシーンで少年僧は自分で道を選ぶようにと年老いた僧から言われます、そこを悩むのです、少年は悩んで師匠の後を追いかけます、ここは流石に映画でも泣けるシーンです。 ヨーロッパでは、1450年頃のヨハネス・グーテンベルクによる金属活字を用いた活版印刷技術の発明で、印刷が急速に広まったが、この一番刷られた本が、「魔女の鉄槌」であり、魔女の必要条件を面々と並べつづってある本です。 この後、カトリックに対抗してプロテスタントが出て、彼らはカトリックに支配されないアメリカ新大陸に逃げていきます。
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