相変わらず設定が凝っている
今までなかった展開!
今までの黒執事といえば、基本セバスチャンが体を張っているイメージだったのがシエルも体を張るシーンんが多かった気がする。アンダーテイカーから情報を聞き出す=セバスチャンが頑張るって感じだったのがシエル自ら情報料を払うところが原作の段階から「おぉ」と思ってたけど。笑うまでの時間とシエルの疲労感が良かった。ここでさらっとこなされたらなんか萎えてしまう所だったけど、ちゃんと期待を裏切らない!!そしてこのcircus編までシエルが双子だったことを知らなかった。僕たちを助けて!のセリフとケルヴィン男爵が初めてシエルにあった時のシーンを観て、あれ?左右にシエルがいる?一人は人見知りで病弱?というので検索かけたら双子と書いてあって今まで気付かなかった自分に凹みました。そして入団テストでのセバスチャンが生き生きしてるのもいいし、それにまさかのシエルにスマイルって名前(笑)真逆な上に、セバスチャンがブラック。ウィルがメガネ。まんまだけど吹いてしまった。一番好きなシーンはバルド・フィニ・メイリンの戦闘シーン!メイリンカッコ良すぎる!!あと意外とバルドが考えて戦闘してるところ好き。
声優さんと選曲の良さ
元々からいるメンバーの声優豪華だなぁと思ってたけど、ここに来ての新メンバーの声優の豪華さに感動しました。ジョーカーの違和感の無さ!!宮野真守きっと楽しかったんだろうなって思う口調。確かジョーカーのアテレコの時に監督に「エセ関西弁で」と言われてよくイベントやラジオで使っているファンからはまも弁と言われているので一発OKであの感じになったのがキャラ把握すごいなって思う。でも今回の声優で一番びっくりしたのが寺島拓篤のスネーク!!!!蛇のキャラみんな一人でやってると思わなかった。このアニメで声の仕事ってすごいなぁと思えた。ほかのキャラも声優が豪華なのに宮野真守と寺島拓篤で全部持って行かれた感が個人的には強い!!!!選曲はV系の歌使うだろうなって思ってたけど予想通りのシド!やっぱりシドだと安定感ある。そしてアニメは割とOPはちゃんと聴くけどEDはスルーしがちになるけど、今回のEDいい。誰これ?と思って調べたらAKIRA・・・・誰?と思ってさらに検索かけたらモデルなんだ!!歌うまいし、個人的にふわふわした声よりも格好良い曲調や歌声が好きだからしっくりきすぎて毎回ちゃんとED聴いてしまった。すごいついで感の感想になっちゃうけどOPの映像の最初にジョーカーがお辞儀するところ格好良いし、画質良すぎて驚きました。でもEDは曲聴いてただけで映像の方が記憶あやふやだから何も言えない。。
心に響くセリフと背景
ソーマがちゃんとわがままだけじゃないんだって思えて。いつもシエルに構って遊んで!!って感じなのに体調不良の時に親がいない寂しさとかまだ子供って事を訴えてるところで、そんな人の事思いやる心があったのかとちょっと見直してしまった(ちょっと負けた気分にもなる)。あんなに苦手なセバスチャンにアグニのフリをしてでも伝えたい。大事なことだよね、まだ子供で親がいないんだよねってしんみりしちゃいました。今までのストーリーでポンコツ3人組(バルド・フィニ・メイリン)の戦闘シーンのフィニの帽子が外れた時のセリフでナンバー隠すために帽子上げたんだよなとか昔の事を思い出させるのがたまらなくなった。そしてシエルのこと大好きじゃん!!そしてのそのシエルの「あいつらを誰だと思っているファントムハイヴ家の使用人だぞ」で、ぞわっと鳥肌が立ったのと同時に信頼してたんだって思っちゃった。今まで褒めてるところ見たことなかったし。最終話はとにかくいいシーンセリフが多すぎる!!「これが人間なんだ。人間なんだよセバスチャン!!!」笑いながら馬鹿にした後に感情的にいうこのセリフは普通の子供には言えない。辛い経験・過去があって子供のままでいられなかったからこそ出る言葉だなって思ったら子供らしく育てなかったと思って号泣しました。そもそも黒執事の世界観は19世紀、格差社会に貧困。そう思うとサーカスの団員たちの何かが足りなくて食べるのも大変っていうのが現代に生きている人には大変だなとは思うけど、どれぐらいの苦労があったかは共感はできない。日本はその頃開国して、日清戦争。分かっていても本当に歴史の授業で習う時代の話だと思うと、アニメ単体は簡単に言ってしまえば感動あり、笑いあり、戦闘シーンの格好良い所ある!って感じだけど興味をもって調べていくととんでもない時代の話で、ただ悪魔と契約してというだけで考えるんじゃなくて勉強にもなると思ってる。これを機に調べていくとより深く話には入れ込めるし、さらっと見る分にも外れない。この設定を考えた作者の柩やな先生偉大。そしてこれをアニメ化してくれたアニプレックスさんありがとうございます。原作知っているとなんかアニメ化の時にイメージと違うっていうシーンが必ずあるのに、ない!文句が言えないのが悔しいくらい。
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