こんなパソコンあったら欲しい - ちょびっツの感想

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ちょびっツ

4.254.25
映像
4.50
ストーリー
4.50
キャラクター
4.50
声優
4.25
音楽
3.75
感想数
2
観た人
3

こんなパソコンあったら欲しい

4.04.0
映像
4.5
ストーリー
4.5
キャラクター
4.5
声優
4.0
音楽
3.0

目次

男の人ってこんな風に見てるんだ

第一話放送後に思った感想です。CLAMPさんの作品は大好きだし、アニメ化になった物は大抵見ています。『ちょびっツ』もCLAMPさんが原作という事で見たんですが、かなり驚きました。人の形をしたパソコンという設定は面白いと思うんですが、問題はちぃの起動スイッチのありかです。包帯グルグル巻き状態で発見されたちぃの身体をあちこち触りまくる秀樹の気持ちは分かります。分かりますが、あの場所はないです。確かにかなり大事な部分ですが、表現が露骨すぎます。更に、新保がちぃの身体を調べようといきなり両足を広げたりなんて、いくらパソコンだからといって失礼すぎません?そして、普段男の人がどんな風に女性を見ているのか分かった気がして、ちょっと引きました。例えば、ちぃが納豆のベタベタを顔につけているシーンがあったんですが、女性から見ると単に可愛いだけのシーンなんですが、男の人が見るときっと違う見方をしているんだと思ってしまうんです。なまじちぃが何も知らない真っ白な状態だから、何だか余計卑猥に感じてしまいます。原作があるから仕方がないのですが、もう少しあっさり目に描いても良かったんじゃないでしょうか?ちぃがもしナイスバディなパソコンだったら、完全にモザイクだらけのアニメになってしまったような気がします。それに圧倒的に女の子ばっかりですよね?男の子型はだって良いし、犬や猫といった動物型でも良いじゃありませんか。もし、近い将来。こんな風に美少女の形をしたパソコンが出て来たら、やっぱり男の人ってあんな風にパソコンを恋愛対象として認識するのでしょうか?でも、やっぱりこんな可愛いパソコンがあったら欲しくなっちゃいますよね。

これは、きっと純愛物語

機械に疎い本須和秀樹が、ゴミ置き場から美少女の姿をしたパソコンを拾った事から全てが始まります。何もソフトが入れられてはいないそのパソコンに秀樹は、ちぃと名付けて一緒に暮らし始めます。そして、ちぃへの謎が少しづつ解き明かされていくというストーリーです。この話しはSFですが、根本には純愛物語です。本来は決して結ばれる事はない、人間と機械の間に愛情が芽生えるかどうかという所がポイントです。ちぃは確かに可愛いですが、パソコンです。人間の女性のようにはいきません。感情もまだ乏しく、予想外の行動をするちぃに振り回されながら、次第に秀樹はちぃを大切に思い始めます。偶然知り合った国分寺稔と彼のパソコンである柚姫との出会いも秀樹の心を変えたのかもしれません。稔は、亡き姉である楓そっくりに柚姫を作りました。外見だけではなく、その行動パターンも楓そのものに似せたのです。しかし、姉への気持ちとは別の感情も稔は柚姫に抱いていました。柚姫を1人の女性として愛していたのです。そんな稔達の姿に、秀樹は自分の気持ちを確信したのかもしれません。そして、やっと解き明かされたちぃの秘密もまた愛が絡んでいました。秀樹の下宿先の大家である千歳の亡くなった夫である三原一郎が作った、感情に基づいて行動するパソコンである「chobits」がちぃだったのです。そして、ちぃの姉のフレイヤの話しは胸が締め付けられました。フレイヤは創造主であり父親である三原を愛してしまったのです。三原を「アタシだけのヒト」と認識してしまったフレイヤは、三原や千歳を困らせたくなくて、自らその機能を停止しようとします。エルダはそんな姉のデータを自らに移し、記憶を消します。それがちぃなのです。パソコンが心を持ってしまったが為の悲劇。だから、フレイヤはちぃにだけはちゃんと「アタシだけのヒト」を見つけて欲しかったんだと思います。誰も哀しませる事のないような恋をして欲しかったんだと思うんです。そして、ちぃは見つけました。秀樹という、誰よりもちぃの事を愛してくれる「アタシだけのヒト」を。それが、フレイヤにとっての幸せでもあったのです。

彼らはどうなったのでしょう?

敵というのとはちょっと違いますが、私はこのジーマとディタがとても気になります。ちぃが「アタシだけのヒト」を見つけるのを何とか阻止したいディタと、逆にちぃが「アタシだけのヒト」を見つける事で自分達にも何か変化があると思っていたジーマ。ジーマは長い間、ディタに恋愛感情を抱いていたみたいなんです。だけれど、人間ではない自分達の間に愛が芽生えるのかという葛藤もあったのだと思うんです。だから、ちぃを止めようとしたディタの邪魔をしました。もし、ちぃが「アタシだけのヒト」を見つけた後に起きる変化で、ディタとの関係が変われば良いと彼は願ったのでしょう。そして、奇跡は起きました。ちぃが「アタシだけのヒト」を見つけた後、ディタもまたジーマを意識しました。2人は両思いだったのです。それはジーマにとっては嬉しい事だったでしょうし、ディタにとっては初めての感情に戸惑ったのかもしれません。とにかく2人が幸せになれた事は本当に良かったです。

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他のレビュアーの感想・評価

ちぃの可愛さが破壊的

ちょびっとエロ要素が入ってるけれど、とても面白かった。人間型ロボットというなんともSFな怪しげな設定なのだけれども、それでもそのロボットとやらが可愛いのなんの。猫耳?犬耳?みたいなのがついているし、言葉を一生懸命覚えようとしているときのカタコトなところとか、一生懸命だけどやってることがちぐはぐだとか、もうあーーー!って止めたくなるけど結局可愛かったり。主人公の男の子にひょこひょこついていく姿ももう美少女。OPの曲もふわふわしていて、ものすごく可愛らしい。OPだけをyoutubeで検索して何回も再生したくらい何度も聞きたくなる癒し系の曲だった。でもちょっとエロイなーという要素がちらほらでてきてて、作者もわざと隠す気ないな、って感じがしててそこは少し歯がゆかった。美少女ロボットの名前が「ちぃ」っていうのだけれど、わからないことを聞き返すときも「ちぃ?」って言うのね、なんだろ可愛すぎだろ、と突っ込み...この感想を読む

4.54.5
  • hikaru05hikaru05
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  • 502文字

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