あの名作、ふたたび
また、あの二人がみられたことに感動
”男女7人夏物語”が面白かったぶん、すぐに「男女7人秋物語」がはじまったのには、びっくりしました。あんなに思いあっていた良介と桃子なのに、心が離れかけているところからはじまって、どうなるんだろう。と思いました。桃子には横山健(柳葉敏郎)がいて、良介にも新しい恋がはじまって、そんなの嫌だー。と、思いながらも、二人の共通の食堂での掛け合い漫才は、あいかわらずで、おかしくて…好きなはずなのに、どうして素直じゃないんだろう。と、いつもひきつけられてみていました。鎌田敏夫さんは、すごいなぁと思うばかりです。またこの二人で脚本ドラマを書いてくれないかな。と思います。
良い俳優人ばかり
良介に思いをよせるようになる女性…美樹を岩崎宏美さんがされていて、元気いっぱいなのが、魅力的でよかったです。演技も上手でキーパーソンのひとりでした。良介が桃子に再び思いを熱くするようになって、美樹こと岩崎宏美さんは、怒るのですが、「それでもあなたに出会えてよかったと思う。」と、良介の背中を押したところは素敵でした。片岡鶴太郎さんの出番が今回少なかったのが、ちょっと残念でした。とてもおもしろいキャラなので、良介とアドリブでのかけあい漫才が見たかったですね。他の女優さんの出番が少なかったのが、どうしてかな。と考えました。
ハッピーなクリスマス
「お前をもう…はなさへんのや。」という明石屋さんまさんのセリフが、桃子に向けられているのか、大竹しのぶさんに向けられているのか、わからない。というぐらい、みんなのめりこんでみていました。ほんとうにお似合いだったからです。すべての清算をして、二人はクリスマスの中、抱き合います。当時も時期的にクリスマスだったんで、いいものをもらえたな。この作品に、ありがとう…。と、いいたかったです。それから数年後、ほんとうに、さんまさんとしのぶさんが結婚したときは、ものすごく嬉しかったです。一時さんまさんファンになっていました。「TVバラエティ笑っていいとも」で、隠し事なく話す、さんまさんが、非常にすごいと思ってみておりました。芸人以上の芸人だな。と、思いました。現実と物語がリンクしてこんなにもふたりの”恋”を応援する時間があったでしょうか。今では離婚してしまったさんまさんとしのぶさんですが、さんまさんのネタにあがるほど、しのぶさんとは仲よしです。離婚したほうがお互い独立していいこともあるんだな。と、こころに思いました。80年代をかけぬけたラブストーリー。DVDを買っても損はないと思います。
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