憧れていた方が幸せだったのかも知れない。
ゴーストでも自分の作品を世に出したい気持ちは分かる。
僕も小説家を目指して書いています。もし、僕の作品がこの世に出るのであればゴーストであろうが、そう言う話がまい込んできたのであれば、きっと、由紀のように二つ返事でお受けするだろうと思いました。いや、凄く羨ましいさえも思った位です。現実にはゴーストであってもそんな話なんて出版業界は夢の夢だと思いました。
作品を次々と出す難しさ。
今はツイッターと言うSNSがあることで、有名であればある程ツイッターされることは必然である時代であり、だけに、それに拘ってしまうと創作活動が出来なくなるだろうと感じました。けおとしたいと思う者ライバルがツイッターでこの作品は前と同じだとか、面白くないと言う事はいくらでも書けるだろうし、リサはその事に神経質になってしまった為に書けなくなってしまった。それはリサがきっとプライドが強い人なんだろうなと感じました。
人間性が大事である。
リサがもっと人間的にいい人であれば、由紀はゴーストライターのことをばらすことなどしなかったんだろと、由紀は小説家として有名になってしまた為に、慢心と言う憎悪の悪魔が潜んでしまったことが始まりであり、だが、憎悪と言う悪魔は結局は自分に帰かえってきて、悲しみの海に溺れてしまう事になると思いました。
夢を追わなくなってしまうと輝きを無くす。
由紀も初めは自分の作った作品を、世に出したいと一生懸命になって憧れていた健気さが、いつの間にかその純真さが無くなってしまい、確かにゴーストはしてはいけない、読者への裏切りの罪なのかもしれないが、だが、リサが有名の小説家だから、由紀の作品が世に出たんだとリサを恨む前に、本来の田舎から出てきた小説家に憧れていた時の由紀は輝いていた。人は見果てぬ夢に向かっている時の方がキラキラと輝いているんだろうと、一たび夢が叶うとキラキラは落ちてしまうような、由紀をみて感じました。
出版社のやり方が悲惨な事が起きてきた。
出版社編集長である雄司が利益の為に、ゴーストライターでも出版する事がそもそもいけないのかも知れません。こう言う場面はどこにでも影で起きているのであるんだろうと、誰が悪いかとなった時に、やはり、してはいけない事を分かっていながらやってしまう、それに関わった全ての者が同罪者だと思いました。どの時代、場面でも悪事はバレてしまい。結局幸せにな法則ではなく、苦しむ事が最後に残ってしまうのであると思いました。
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