勃ち止まれない映画No. 1 - イン・ザ・プールの感想

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イン・ザ・プール

4.384.38
映像
3.88
脚本
4.00
キャスト
4.75
音楽
4.00
演出
4.25
感想数
4
観た人
4

勃ち止まれない映画No. 1

4.04.0
映像
2.5
脚本
2.5
キャスト
5.0
音楽
3.0
演出
4.0

目次

アレが止まらない!!

イン・ザ・プールのストーリーは単純明快だ。松尾スズキ演じる精神科医の伊良部の元に奇妙な悩みを持った患者達が訪れる。一人目の患者はオダギリジョー演じる田口。『勃ちっぱなし』の症状を訴え泌尿器科に訪れるも原因は精神的なものだと判断され精神科に回される。勃ちっぱなしの原因はまさかのトラウマ。しかしトラウマなんぞで勃起し続けるなんて溜まったもんじゃない…映像中では局部に黒丸のモザイクがかかってますが、ここは彼の俳優魂に期待してモザイクの向こう側はスッポンポンであると勝手に解釈している。とにかくドラマ、映画と二枚目役かアウトローな役が印象的な俳優さんだけあって、ここまで汚れ役をやるのか!?という点でもかなり面白かったです。男であれば深刻な内容だとすぐ分かるかも知れないが、女性からするとたいそう滑稽なシーンの連続だ。

未だかつてあのオダギリジョーが下半身丸出しの役を演じた事があったであろうか?

それだけでも見る価値のある映画だ。


あるある!こんな経験!

2人目の患者は市川実和子さん演じるルポライターの岩村。脅迫神経症と診断された岩村は担当医の伊良部と様々な方法で根治を試みるのだが…玄関の鍵を閉めたか?ガスの元栓は?心配で家を出たのにわざわざ戻ってみるとちゃんとしている…こんな経験私も一度や二度ではございません。脅迫神経症の症状のシーンを見るたびに『あー分かる…』と同情してしまう人も少なくないのではないでしょうか??単なる心配性との境界線がわかりづらいからこそ、悩ましいケースです。

衝撃のラスト!

最後の患者は田辺誠一さん演じる大森。プール依存症なんてもはやネタでしかない役柄を見事に演じきっています!しかしながら本人はプール依存症という自覚がないため、単に趣味に勤しむナイスミドル気取りだ。仕事のイライラはプールで泳ぐことによって洗い流してくれる…そんなプール依存症の男が泳げなくなったらどうなるか?題名の『イン・ザ・プール』もやはり大森のプール依存症がキーワードになってくるので、話の内容的には重要人物と言えるでしょう。このプール依存症から衝撃のラストを飾ることになるとは、見ている私でさえ想定出来ませんでした。全体を通して見るとそれぞれのストーリーは独立しているので、伏線とか
考えながら見る必要がありません。シンプルに楽しめる映画ではないでしょうか?ちなみにオダギリジョーの勃ちっぱなしがどうなるかは見てからのお楽しみです。

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