世の干物女に勇気をくれたシンデレラストーリー
自分を変えずに恋愛したい
ほとんどの女性は仕事の後や休みの日には自分磨きをしたりオシャレをしたり、時間やお金を費やして少しでも素敵な女性になる為に日々努力しています。もちろん自分自身の為にやっていることですが、中には本当の自分を隠すために頑張っている女性もいるのではないでしょうか?それは本当の自分を見られたら男性にひかれてしまうから。休日の、ジャージ姿にちょんまげ結って、昼からビール飲んでスルメイカかじりながらゴロゴロ~、なんて姿は家族にしか見せられません。本当の自分を隠して少しでも良い女に見せる努力をしている女性でも、本音を言うと『ありのままの自分を受け入れてくれる男性』に出会いと思っているんです。しかもそれがバリバリ仕事ができる超イケメンときたら言う事なし!そう、まさに蛍と部長~の関係です。このドラマは女性なら誰しもが根底に持っている希望、いや願望である「自分を変えず、ありのままの自分を受け入れてくれる人との恋愛」を描いており、ある意味現代版シンデレラストーリーとも言えると思います。自分を変えるのは大変です。本当の自分を好きになってくれれば疲れないし楽に恋愛できますからね。
あんな上司は私の会社にはいなかった・・・
シンデレラストーリーには王子様が必要不可欠です。その点で言っても藤木直人さんは完璧な王子様キャラでキャスティングには文句なしです!私の会社にもあんな素敵な上司がいたなら社内恋愛もありえたのかな?なんて思ってしまいます。しかし実際問題、毎日毎日理不尽に怒ってくる上司や胃が痛くなるほどの仕事をふってくる上司に恋愛感情を抱けるのか?と問われるとかなり厳しい所があるのではないでしょうか?先輩ならまだしも上司となると恋愛のハードルはだいぶあがりますよね。しかも一般的な会社では部長クラスとなると40代を超えている人が多いです。恋愛真っ盛りの20代30代からするとちょっと恋愛対象には見られない大先輩ばかりなんですよね、現実は。いくらイケメンでも多分私は上司(部長)に恋をすることはないだろうな。と若干冷めた気持ちで見ていた部分もありましたのでセッティングにはちょっと残念でしたね。まだ社会を知らない大学生の時に見ていたら憧れていたかもしれませんね(笑)
秘密の恋ほど燃えるんだよね
誰にも言えない恋だから燃えるって絶対あると思います。付き合っている事を会社の同僚に秘密にしている、というのは良く聞く話ですが同居している事まで隠せるものなのでしょうか?ここら辺はドラマならではのセッティングだと思います。私だったら「昨日家ではあんなにバカしてた奴が真面目に仕事してるよ~。」と言ったどうでもいい私情を挟んで仕事にならない可能性大です。しかし、家では猫さんにタンスの中でさえウ○コされるほどの干物女が、職場ではデキル女とかありえますかね?大概はどこかに綻びが出てくると思うのですが。
ほとんどの女は干物だけど、これは綾瀬はるかだから許される事
実際にリアルの世界に生きている普通の女子が、あそこまで干物女であると男性にばれてしまった場合、かなりの確率でひかれると思うんですよね。せめてお付き合いを始めて、ある程度時間が経つまでは自分が干物女である事は隠しておいた方が良いのではないでしょうか。ずばり干物女でも最終的に、あんなイケメン旦那をゲットできたのは綾瀬はるかさんのルックスとスタイルがあったからです。(いやいや、ドラマだったからです。)私自身、このドラマを家族と見ている時に「まるでお前のことを描いているような主人公だな。」と父親に言われました。そう、私自身かなりの干物女出身です。しかし、彼氏ができた時は自分が干物であることは一応隠していました。
世の男性は「干物女の存在はドラマだけのキャラクターである。世の女性たちは皆オシャレな部屋着を着てスムージーやパンケーキと言ったオシャレな食べ物を食べている。休日は自分磨き頑張ってるんだろ!」という姿が等身大の女性の姿だと思っているかもしれません。しかし、それは大間違いです。少なくとも私の知っている女子にはそんな素敵すぎる女子はいませんでした。(いや、1人だけいたかな。)見た目が美しい女子でも部屋着は高校のジャージでした。蛍はちょっと干物女のなかでもレベルが高い方ですが、女子って結構あんなもんです。だからそんな自分を隠すためにみんな頑張って着飾っているんです。世の男性諸君!女は頑張っているんですよ。
干物女に勇気を!
ホタルノヒカリは世の干物女に勇気と希望をもたらしてくれるドラマだと思います。干物女でも素敵な恋愛ができる。私にもはありのままの自分を受け入れてくれる素敵な王子様がいつか現れるかもしれない。と私も思いました。しかし絶対に鵜呑みにしてはいけません!やっぱりドラマはドラマ。リアル世界に生きる私達はあそこまで堂々と干物をさらけ出すのはかなりリスクがあると言えるでしょう。
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