伝説の合体ロボットアニメ
OPテーマが名曲!
ダンクーガを語る上で決して忘れてはいけないのがOPテーマ曲が名曲だということではないでしょうか?クールな前期OP「愛よファラウェイ」ポップな後期OP「ほんとのキスをお返しに」ともに耳なじみがよく又、当時のロボットアニメのOP風ではないアイドル路線の楽曲という点も大きなポイントだと思います。子供にも覚えやすいメロディだったので幼稚園バスの中なんかでよく口ずさんでいました。歌唱はのちに女性グループ 『C.C.ガールズ』としても活躍する藤原理恵。声がとっても可愛いです。ポップな曲をバックにダンクーガが合体するシーンは圧巻。(ある意味、不釣り合いかもしれませんが、それが又かっこいい)合体SE(効果音)も「ずきゅ~ん」というまさに80年代を彷彿とさせる(リアル志向というよりテンション重視といった感じの)派手なサウンドで無理やりにもテンションが上がります。OP映像の、3体の戦車が荒野を走る上を鳥型の飛行機が旋回するシーンもかっこよくてたまりません。これからダンクーガの戦いがはじまるという期待感が高まります。飛行機の旋回のシーンは3体の戦車を前から後ろから描いているので描いたらすごく難しそう。素晴らしい作画です。迫力の映像の後に出てくる犬を抱いた金髪の女の子のキャラクター(ローラ・サリバン)の作画はびっくりするくらいペラッペラなのでwおそらくOPの原画はメカ担当の方とキャラ担当で違う方が描かれたのではないか?と自分は推測しています。(もしくはメカが天才的に上手だが人間は苦手な原画氏の方なのか)だいぶ古い作品ですので謎が謎を呼びます。
合体がかっこいい!
獣戦機隊が所有する巨大ロボットが獣戦機神ダンクーガです。飛行機(イーグルファイター)と3体の戦車(ビッグモス、ランドクーガー、ランドライガー)が合体し1体の巨大ロボットになります。イーグルファイターが頭部になりランドクーガー、ランドライガーがそれぞれ右足、左足(靴くらいの大きさ)になります。その為、胴体と右腕、左腕そして右足、左足のくるぶしのところまでがビッグモスになります。つまりダンクーガに合体しても、ほぼビッグモスです。顔と靴が変わったビッグモスですw当時発売されていたDX超合金のオモチャは顔と足のこうがものすごく大きかったのを思い出します。(それでもTVアニメの合体をちゃんと再現しているので、ものすごく欲しかった!)後期になるとブースターユニットなるものが登場し、ダンクーガの背中に合体し大きな羽のようになり、まさかの飛行も可能にします。羽がついたダンクーガ。またもや男心をそそります。
やってやるぜ!!
ダンクーガを語る上で忘れてはいけないのがイーグルファイターに搭乗する主人公藤原 忍(ふじわら しのぶ)の口癖「やってやるぜ!!」ではないでしょうか。子供の時はよく真似をしたものです。アニメ作品に関わらずナヨナヨした男性主人公が多い昨今、藤原 忍の不器用で荒っぽい性格も今観ると新鮮です。上官にタメ口を平気で叩いたり口論になると殴りかかるのも日常茶飯事wある意味、男はあれくらいじゃなきゃと自分は思うんですよ。しかも細面のなかなかのイケメンで操縦と射撃はチーム1の腕前という。かと思えば軍に入った理由の一つが「失恋」だったりと可愛い一面ものぞかせます。ひいき目かもしれませんが現代の若いアニメファンの女子にも以外と藤原 忍はウケるんではないかと思います。
短気で辛口なのに・・料理が得意!
そして自分が一番大好きだったキャラクターは獣戦機隊の紅一点!ランドクーガーに搭乗する結城 沙羅(ゆうき さら)です。短気で辛口なのに料理が得意という点が男心をくすぐりまくりますwトレードマークは大きな瞳と赤い髪です!赤髪の女子が好きという男性の好みの原点は以外と沙羅なのではないかと本気で思ってしまいます。
まさかの!?打ち切り
当時ダンクーガが大好きで毎週楽しみにしていた男児は自分だけではなかったはずです。しかし今作ダンクーガは当初全52話の予定だったようですが商業的に振るわず3クールで打ち切りとなった作品です。4月からはじまれば翌年の3月まで放送されるのが一般的ですが、ダンクーガは4月にスタートし12月で終わってしまい子供心にも「あれれ?」と思いました。今思えば青年層向けなのか自動向けなのか、どちらかハッキリしていない印象も受けます。しかし当時、幼稚園に通っていた自分にとっては「大人っぽいロボットアニメ」という印象で少し背伸びをした気持ちになれる作品でした。後に知ることになるのですがコアなファンからの支持で実はOVAシリーズに続いていたんです!80年代は今のようにインターネットが普及している時代じゃなかったので情報は限られていましたし地方のビデオ・レンタル店にOVAとかまで置いている訳もなく(涙)ダンクーガのOVAの存在を知ったのはそれから約10年後の高校生になってからでした。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)