絆の深さに感動する - 恋愛時代の感想

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恋愛時代

4.504.50
映像
5.00
脚本
4.00
キャスト
5.00
音楽
5.00
演出
5.00
感想数
1
観た人
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絆の深さに感動する

4.54.5
映像
5.0
脚本
4.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

ケンカするほど仲がいい

とにかくこのはると理一郎はケンカが多いですね。夫婦ってこんなに喧嘩するものなのかって思っちゃうくらいちょっとしたことでケンカになってました。大抵理一郎が折れてるんですけどね。完全に尻に敷かれている感じがありましたね。はるに頭が上がらないんだってことがよくわかりました。

まぁ、はるは体育会系ですからね。がつがつくってかかるからでしょう(笑)

理一郎はどちらかと言えば草食系男子って感じでちょっとそういうところが弱いかもしれないですね。

でもケンカするけどそれってその分相手に気を許してるってことだし、ケンカすることでお互いの意見をぶつけ合うことができるし。ケンカはすればするほど相手のことを理解できるんじゃないかなって思うんです。だから2人がしょっちゅうケンカするのはいいことなんじゃないかな。ケンカしてなんぼのもんだと思います。

衝撃の始まり方

いやーびっくりしましたね。まさかの一話目で離婚から始まるとは。しかも結婚期間1年5ヵ月って短い!そんなに経ってないのに離婚しちゃうとかしかも物語の一話目にして・・・波乱を呼ぶドラマだなと思いましたよ。ましてやお互いの再婚相手を探すとか考えもしなかったことをやろうとするし。

普通離婚したらそこで終わりじゃないですか。いくら相手に幸せになってほしいからって再婚相手まで決めますか。それなら離婚なんかしないで夫婦関係を続けて自分が相手を幸せにするって思えばいい話だと思うんですけど、それができなかったってことなんですもんね。

言い出した理一郎はきっとはるにふさわしい人は自分じゃないと思ったんでしょうね。はるははるでそんな提案をしてくる理一郎にちょっと複雑な気持ちだったでしょう。夫だった人に再婚相手を探してやるなんて言われて喜ぶ人はいないと思います。逆もしかりですけど。もし相手の幸せを願うならそれこそ相手の選んだ人を信じてあげればいいだけなんじゃないかなって。わざわざ自分が探さなくてもそれくらいは自分でできますからね。

相手への思いやり

特に理一郎は思いやってばっかりな気がします。基本的に自分を大切にしない感じありますよね。周りのことばっかりで自分のことは後回しというか自分に対してそこまで関心をもっていないのか・・・。だからはるに対して再婚相手を探すなんていう突拍子もない提案をしたんでしょうね。なんだかんだ言って理一郎、はるのこと愛しているんですよね。離婚してもそれは変わらず、再婚相手を探すっていうのだってはるとどこかでつながっていたいと思うからこそ言い出したんじゃないでしょうか。だって相手を探していればはると連絡を取ったり、会って話したり、まだ関われる時間がありますからね。離婚しておしまいっていうのが嫌だったのかもしれません。むしろ再婚相手を探すこと自体言い出したはいいけど、嫌だったんじゃないかなって思うんです。ほとんどやけくそみたいな感じになってた気がします。というか一番私が感動したのは、死産したときの話ですね。霊安室にいるわが子が寂しがるからと一緒に寝るってどんだけ優しいんだ!そこまではるとの子どもを待ちわびていたっていうのがよくわかります。そしてそれをはるに言わない辺りがほんとはるのこと大事に思っているんだなって。自分が悪者になってでもいいからっていうその気持ちにほんと感動しました。晴がどんな気持ちでいるのかっていうのを察したからこその行動だったんですね。

本当の相手

お互いいい再婚相手になりそうな人をみつけて理一郎はその人と結婚するとまで決めて、ただこの多実子さん、なかなか性格悪いような気がします。普通元奥さんに式の牧師さん頼みます?いくらはるが牧師の娘だからってそんなの関係ないじゃないですか。はるに祝福してほしいからっていうなら別に式の参加者としてでも十分じゃないですか。それを受けちゃうはるもはるだけど!いい人そうな笑顔を浮かべてなかなかの悪女なんじゃないかと思っちゃいました。きっと理一郎のことをほんとに好きだったわけじゃないんだと思います。多少は気持ちはあったと思いますよ?でもきっと独り身でいることで周りの体裁を気にしたんでしょうね。彼女の仕事柄むしろ結婚していた方が何かと仕事は舞い込んでくるかもしれませんし。なんか多実子さんのことを考えると闇の部分しか出てこないので困りますね。ただ、それは誰でもよかったわけではないと思うんです。理一郎だったら自分のことを理解してくれるという希望を持っていたからなんでしょう。ましてや学生時代好きだった人ですからね。

そしてはるは結局誰も選びませんでしたね。理一郎には決まったからとだけ言って安心させたかったんですね。理一郎が幸せをつかみそうだったから。そう考えるとはるもなかなか健気ですよね。一途に理一郎のことを想っているのが伝わってくるので、あの結婚式のシーンはほんと胸がぎゅーってなりました。自分の好きな人が別の人と結婚するっていうだけでも嫌なのに、ほんとの目の前でそれを見なきゃいけないのは辛い、辛すぎます!

それでも逃げ出さず向き合ったはるの強さに涙が出ました。素直じゃないとは分かってたけど、ここは素直になってもよかったんじゃないかな。

あとは喜多嶋さんね。あの人もよくわかんなかったです。結局奥さんのこと愛してたんじゃないですか。口では研究資金を出してもらっているからとか政略結婚だったからとか理由つけてるけど、それを相手に伝えてないと意味ないと思うんですよね。それで夫婦仲が良くないって、そりゃ当たり前ですよね。奥さんだってよくよく聞けば愛してたんですもん。お互いちゃんと愛し合ってるんだってことをちゃんと伝えないとあらぬ誤解を生んでしまうんですね。奥さん最初はものすごく怖い人だと思ってましたけど、泣きそうになってトイレで泣くとか可愛すぎじゃないですか。これは喜多嶋さんも驚いてたけど、惚れ直したんじゃないですかね。

色々あったけど・・・

物凄く色んな展開が怒涛のようにあったけど、やっぱり理一郎もはるもお互いのことが好きで好きでたまらなかったんですね。ケンカはよくしてたけど、大事なところがお互い伝えきれてなかったからうまくいかなかったんですもん。はるの後を追いかけた理一郎にはもう迷いが一切ありませんでしたね。というかそれなら最初からちゃんとすべて話しておけばよかったのにとか思います。元はと言えばそこで隠したからその後の関係もうまくいかないし、あげく離婚まで行っちゃうし。思いやるばかりじゃなくてこれからのことを考えるならちゃんとすべて話さないと分かり合うことは難しいんですね。

きっと話していればはるもあそこまで理一郎に対して不信感を抱かずともすんだと思うんです。

ずっとその気持ちを持ったままでいるよりはわけを聞いていた方が気持ち的にも楽だったんではないでしょうか。

でも最後に二人で婚姻届けをもう一度出しに行ったところはほんとよかったねと言いたくなりました。もはや近所のおばさん感覚ですよ。でもあの離婚期間があったからお互いの気持ちを見つめ合うことができたので、必要な時間だったのかもしれません。これから二人で新しくスタートして幸せになってほしいです。きっと今度は元気な赤ちゃんがうまれてきてくれることを祈りたいですね。やっぱりこの2人は最高の夫婦だと思います。

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