良い話になりきれていない良い話
イイハナシカナー?
んー正直主人公が良い人には見えなかったです。まずこの映画の恋愛について見てみると、心変わりしすぎじゃないかなって。最初琢郎が好きになった寛子さん。でもこれ好きになった理由って、自分に対して優しくしてくれたからってだけのような理由がするんですよ。そして杏仁になったときには来香さんを!たぶん本気で好きだったわけではないとは思うんですけど、杏仁のことを好きな来香さんの気持ちを利用しているようにみえてなんか残念でした。そして最後に本江に告白!本江の正体はもう展開読めていたのであれでしたが、知らなかったはずの琢郎が好きになるはやさがすごいなって。寛子さんはこんなふらふらしてる人でいいのかな?と思ってしまいましたね。こういう作品の主人公なら、恋愛だけは一途でいてほしかったなっと。とくに杏仁がいきなりいなくなってしまった来香さんがかわいそうです。
仕事に対しての責任
杏仁になったことでスカウトしてはじめたモデル業。あの仕事の辞め方はものすごく周囲の人に迷惑だろうなって思ってしましました。せめてショーが終わってからにすればいいのに、ランウェイであんな話されても客もスタッフも他のモデルもいい迷惑だなって思いました。杏仁は人気ある設定でしたしあんな終わり方ではイベントが台無しになっていそうだと。事故って聞いてなんとか琢郎がかけつける感動の演出にしたかったんでしょうけど、まったくそれが感じられず自己中心的だなって。杏仁の場合誕生日のときに事務所と契約を結ぶことに同意してしまいましたから、普通だったらいろんな問題が起きるはず。でもそういうことは一切描写されておらず。ご都合主義すぎますね。これではどんなにブサイクでも性格が良い人なんて設定になってたとしてもあくまで設定なだけで、そうはみえません。
人間内面が大事
見た目ではなく性格だってことはよくわかります。でも琢郎の場合で見た目だけではなく癖とかそういうのもあると思うんですよ。考え事したら鼻に指つっこんじゃうとか、くしゃみするときに手で口を隠さないとか。こういうメッセージ性を伝えたいはずなのに、モテない言い訳をしているようなテーマに感じてしまいました。見た目をハンサムスーツで変えるより、もっとやるべきなおすべきことがあるだろうって思ってしまいます。よく宣伝していた作品だったということもあり期待してみたのですが、なんだかがっかりしてしまいました。
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