これはごく普通なサークルの物語 - 鴨川ホルモーの感想

ホルモー！

こういう世界観大好きです。私自身式神とか好きな方なので、大変楽しめました。最初の方はまだオニがみえていない状態なので、訓練中の様子はとても滑稽にみえます(笑)でも儀式を終え周囲にオニが見えるとそのオニ語を扱う姿もこういうものなんだって思って見られるので不思議です。ホルモーの由来はわかったのですが、鴨川はなんでだろうって思っていたら居酒屋の店長さんの寝言からだったんですね(笑)青竜会のOBだし長年関わっているからってことなんですかね。神の怒りに敏感に反応していたりするのがちょっと気になりました。名前も[安倍　清]だし何か特別な力でもあるのでしょうか。なんとなくのルールや設定などはわかるのですが、いまいち把握できていないことも多いためこの辺は原作で読まないとわかりぬくいのかなって感じました。

オニ

ホルモーではこのオニを操り戦います。このオニたち見た目はそんなになんですが、なんかかわいらしいんですよね。あと人物によってオニにも個性がでていたのがすごく良かった！楠木のオニとか丸めがねしてたりして誰のオニなのかわかるようになっているのはいいですね。またオニ語も素敵！架空言語とか好きなのでこういう設定大好きなんですよ。なかなか発音が難しいものが多そうな感じでしたが、ゲロンチョリーは覚えました(笑)独特なポーズも相まってなかなかコミカルで楽しそうな戦いでした。一番強いのは芦屋ではありますが、一番賢く戦ったのは楠木だと思います。芦屋に味方したと思わせておいて不意をついたのはさすがでしたね！戦っている様子はなんかゲームをみているようなそんな感じがしました。オニのストーカーは嫌ですが(笑)

早良 京子

今回の5対5の戦いを引き起こした内輪揉めの原因になった女性！なんで男はこんな女にひっかかってしまうのだろう。確かに綺麗ではありますが、恋愛するとものすごくめんどうなタイプ！このサークルではホルモーで解決できましたが、普通のサークルだったら完全に崩壊してます。いわゆるサークルクラッシャーって呼ばれるような子ですね。ただ後日談でくっついたり離れたりしているという話から本気で芦屋のことを好きなんだろうなっていうのは伝わります。こういう女性ってけっこう多いんですよね、悪い子じゃないんだけど恋愛すると周囲が見えなくなる子って。コメディ映画ではありますが人間の心理描写とかこういういざこざとかけっこうリアルに描いている作品だと思いました。