鴨川ホルモーの感想一覧
映画「鴨川ホルモー」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
これはごく普通なサークルの物語
ホルモー!こういう世界観大好きです。私自身式神とか好きな方なので、大変楽しめました。最初の方はまだオニがみえていない状態なので、訓練中の様子はとても滑稽にみえます(笑)でも儀式を終え周囲にオニが見えるとそのオニ語を扱う姿もこういうものなんだって思って見られるので不思議です。ホルモーの由来はわかったのですが、鴨川はなんでだろうって思っていたら居酒屋の店長さんの寝言からだったんですね(笑)青竜会のOBだし長年関わっているからってことなんですかね。神の怒りに敏感に反応していたりするのがちょっと気になりました。名前も[安倍 清]だし何か特別な力でもあるのでしょうか。なんとなくのルールや設定などはわかるのですが、いまいち把握できていないことも多いためこの辺は原作で読まないとわかりぬくいのかなって感じました。オニホルモーではこのオニを操り戦います。このオニたち見た目はそんなになんですが、なんかかわいらしい...この感想を読む
ホルモーは素晴らしい!
最初は青春群像劇かと思っていたら、突然雰囲気が変わるのがレナウン娘の踊りのシーン。いい意味でこれはタダモノじゃない、という雰囲気全開になる。そしてコメディー一色に。「ゲロンチョリー!」が頭から離れないし、もうノリノリの役者さんたちが楽しそうで、画面に引き込まれてしまう。特に栗山千明さんの「ゲロンチョリー!」は爆笑で、しばらく笑ってしまった。見た後、オニ語っぽい会話をしたくなったり、気が付いたらホルモーの魅力に憑りつかれていた。決して万人受けする映画じゃないし、どちらかといえばミニシアターやB級映画の仲間。けれど退屈や安っぽいというわけではなく、分かる人には分かる、という意味でコアなファンを満足させるだけの魅力は十分にある。
げろんちょり!
小説から漫画化、映画化された作品。荒川良々がいい味出してる。レナウン娘のうたのところで大爆笑した。なんで今、その歌なんだよ!みたいな。めちゃくちゃ笑えて楽しくなれる。子鬼で戦うという設定はとても面白い!オニ語で命令をするという設定も素敵だ。また、ヒロインの鼻に惹かれる主人公というのも個性的でとてもいい。友人や家族のあいだで、ちょっとの間、げろんちょり!というのが流行っていた。見ていると、京都に遊びにいきたくなる。オニはなんかピクミンっぽいと思った。マイナーになるけど、ラチェクラ2のクランクのちっちゃいやつたちみたいな感じ。
京都とレナウン娘とオニ
へんてこりんなオニ語を叫びながら、へんてこりんなポーズをとる。そして、自分の100匹のオニを操り戦う。降参の「ごめんなさい」を言う代わりに「ホルモー」と叫ぶ。すると…どうなるか?相変わらず羨ましいキャラの良々さん。メガネ姿で少しイケメンになっている。そして、レナウン娘のメロディーが頭から離れなくなる。それが、本作品だ。京都の趣ある風景とギャグ性あふれる「ホルモー」。なかなか見ごたえのある作品だと思う。オニが可愛いので子どもと一緒に見ても楽しめる作品だと思う。それにしても、オニがレーズンを食べるとは。どこからその発想が生まれたのかが気になる。