後悔しない生き方を - 最高の人生の見つけ方の感想

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

後悔しない生き方を

3.53.5
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
3.0
演出
3.0

目次

死を考える

生きるということは死に向かって歩むことだと私は思っています。道の長さや景色などはそれぞれ違うでしょうが、前に向かうのは一緒のこと。この映画は正直言って非現実的です!でも大事なのはそこじゃないと私は思っています。自分の余命なんて誰にでも正確にはわかりません!もしかしたらこの数分後に何らかの事情で心臓が止まったりする可能性は誰にだってあります。だからこそ出会いを大切にし、どう自分と向き合っていくのかが大事なことっていうのがこの映画のテーマになっているかと思います。わかりやすく病気で余命という描写にしているだけで、誰にでもあてはまる題名だと考えました。今日一日を誰とどういう時間をすごすのかっていうのがとても大切だということを再認識させてくれた映画だと思います。

トマスの存在

エドワードには自分を支えてくれる家族や妻の姿がありますが、カーターにはいません。彼にとって支えてくれる人って誰なのかな?って考えると秘書のトマスの存在が一番近いかと。エドワードとカーターがやることリストを制覇するために2人旅をしますが、そのときもちゃんとそばで見守っています。例え秘書だとしても、ここまで良くしてくれてるのはきっとカーターを信頼しカーターもまたトマスのことを信頼している証拠なのではって思いました。カーターが亡くなったときにもちゃんとリストを受け継いでいましたしね。仕事だとしても、死のあともそうやって尽くす姿はとても印象的でした。トマスがいなかったらきっと旅もできていなかっただろうし。この物語における縁の下の力持ちだと言えると思います。

最高の夫婦

人生の中で一番大きな出来事って結婚だと私は思います。人生の最高の見つけ方にふさわしい素敵な夫婦だったと思います。一番印象的なのはバーでの言葉で[幸せな奥様ね][私が幸せな夫なんだ]このやりとり!もちろん結婚して家庭を持ったことで手放したことも多いんでしょうが、こういう応えを誘ってきた女性にできるって本当に素晴らしい結婚生活だったのだなっと。エドワードにとってはリストを埋めることで、妻への愛をそして妻からの愛を再確認できたことが一番の旅の収穫だったのではないでしょうか。カーターも最後に娘さんと和解しお孫さんとも会え、そのときにリストの世界一の美女とキスをするってのが達成!強がりな人なのでなかなか自分から歩み寄れなかったのに、とても幸せそうで良かったなって思いました。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

病気がもたらしてくれたのは、最高の友情と最高の人生だった

自分もこう思うかもしれない・・・余命宣告に対する考え方この作品は数回見ているが、何度見ても自分の命との向かい合い方に共感が持てる。アメリカ映画はシリアスなシーンでもブラックジョークを言うような精神的余裕を感じる登場人物がよく出てくるので、実際にもそういう人が多かったりする国民性なのかもしれないが、表面上は冗談を言っても、自分の病状が良くないと知って落ち込む気持ち自体は、あまり国民性は関係ないのかもしれない。二人のがん患者の初老の男性が、病院の二人部屋で知り合い、最初は病気のせいでナーバスになっているせいかウマが合わないが、同病相憐れんだのか、徐々に共通する運命を背負った者同士のシンパシーが生まれていく。相手へのいら立ちがシンパシーに変化していく過程も見事だし、二人が余命を宣告されるシーンについては、特にモーガン・フリーマン演じるカーターが、「1000人に統計を取ったところ、自分が死ぬ時を知...この感想を読む

5.05.0
  • tamamatamama
  • 124view
  • 3361文字
PICKUP

感想をもっと見る(4件)

関連するタグ

最高の人生の見つけ方が好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ