後悔しない生き方を
死を考える
生きるということは死に向かって歩むことだと私は思っています。道の長さや景色などはそれぞれ違うでしょうが、前に向かうのは一緒のこと。この映画は正直言って非現実的です!でも大事なのはそこじゃないと私は思っています。自分の余命なんて誰にでも正確にはわかりません!もしかしたらこの数分後に何らかの事情で心臓が止まったりする可能性は誰にだってあります。だからこそ出会いを大切にし、どう自分と向き合っていくのかが大事なことっていうのがこの映画のテーマになっているかと思います。わかりやすく病気で余命という描写にしているだけで、誰にでもあてはまる題名だと考えました。今日一日を誰とどういう時間をすごすのかっていうのがとても大切だということを再認識させてくれた映画だと思います。
トマスの存在
エドワードには自分を支えてくれる家族や妻の姿がありますが、カーターにはいません。彼にとって支えてくれる人って誰なのかな?って考えると秘書のトマスの存在が一番近いかと。エドワードとカーターがやることリストを制覇するために2人旅をしますが、そのときもちゃんとそばで見守っています。例え秘書だとしても、ここまで良くしてくれてるのはきっとカーターを信頼しカーターもまたトマスのことを信頼している証拠なのではって思いました。カーターが亡くなったときにもちゃんとリストを受け継いでいましたしね。仕事だとしても、死のあともそうやって尽くす姿はとても印象的でした。トマスがいなかったらきっと旅もできていなかっただろうし。この物語における縁の下の力持ちだと言えると思います。
最高の夫婦
人生の中で一番大きな出来事って結婚だと私は思います。人生の最高の見つけ方にふさわしい素敵な夫婦だったと思います。一番印象的なのはバーでの言葉で[幸せな奥様ね][私が幸せな夫なんだ]このやりとり!もちろん結婚して家庭を持ったことで手放したことも多いんでしょうが、こういう応えを誘ってきた女性にできるって本当に素晴らしい結婚生活だったのだなっと。エドワードにとってはリストを埋めることで、妻への愛をそして妻からの愛を再確認できたことが一番の旅の収穫だったのではないでしょうか。カーターも最後に娘さんと和解しお孫さんとも会え、そのときにリストの世界一の美女とキスをするってのが達成!強がりな人なのでなかなか自分から歩み寄れなかったのに、とても幸せそうで良かったなって思いました。
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