とある幸せな家族の日常 - マラヴィータの感想

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とある幸せな家族の日常

3.03.0
映像
3.0
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
2.0
演出
3.0

目次

日常と非日常

元マフィア家族の日常のお話!彼らには日常でも私たちにとっては非日常でとても楽しませていただきました。こういうマフィアなどの裏世界を描いた作品は怖い描写がとても多いのですが、この映画は終始コメディなので軽い気持ちでみられましたね。もちろんマフィアのお話ですので殺人などの場面は多く見られるのですが、あまりにも殺人の理由が軽いもので逆にクスッとなってしまうくらいに緩和されています。食事や学校のシーンや水が汚いと講義する誰でもが経験しそうな日常的な部分と、スーパーで悪口を言われついつい爆破しちゃったり、汚染の原因の会社の社長さんやぼったくろうとした配管工をこれでもかというくらい痛めつけたりする非日常のギャップがとても面白かったです。最後の銃撃戦はとてもスリリングでわくわくしました。

子供達

この家族には二人の子供がいます。ベルとウォレンの姉弟です!私がこの映画をみようとみたきっかけはベル役の演じていらっしゃるディアナ・アグロンの存在!別のドラマで彼女のことを知って、そのかわいさが大好きで!この映画でもかわいさは健在でしたね。それでこの二人の子供たちなんですが、元マフィアの子供たちだけあってすごいのです(笑)例えばベルはどちらかというと実戦が強いタイプみたいですね。衝動的なところはわり母親にって感じ。あの思い人だった男性はもしかして狙ってる組織の人ではとドキドキしましたが違ってがっくりでした。弟は手先も器用な頭脳派で、文才がフレッドにあるっていう設定からどちらかというと父親譲りですかね。住んでる場所の居場所がバレたり学校でやらかしてばかりで詰のあまいところはまだまだ子供って感じがしました。

普通の両親

元マフィアで頭にくることがあるとついやっちゃう夫婦。でも子供を思う気持ちはなんら普通の両親と変わらないなって思いました。娘の恋愛を心配する父に、家にいない子供たちを心配する母の姿。普通じゃない家族なのに普通なのがまた良いと思いました。もちろん特殊な環境ですから思うことはいろいろあると思います!ベルの数学講師への気持ちとかみるとそのあたりはわかりますよね。でもこれがこの家族にとっての幸せの形なんだなって思いましたね。どんなに世間的には良い家族であってもじつは家庭内はボロボロなんてことよくありますから、そんな家族よりよっぽど良い家族だと思います。違った形ではありますが、そんなあたたかい家族を描いた映画でした。

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