題名の意味 - ウォールフラワーの感想

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

ウォールフラワー

4.004.00
映像
3.00
脚本
4.00
キャスト
3.50
音楽
3.00
演出
2.50
感想数
1
観た人
1

題名の意味

4.04.0
映像
3.0
脚本
4.0
キャスト
3.5
音楽
3.0
演出
2.5

目次

大人向け

この映画は不器用な若者の青春を描いた物語だと思いました。話はトラウマを抱え幻覚など精神的な病気を患うチャーリーがトモダチに手紙を書きしたためている様子をナレーションにして進んでいく。舞台は学校なのだけど、どちらかというとティーンというよりも学生を卒業した大人向けの映画かもしれません。海外の学生と日本ではかなり環境は違いますが、多少なりとも自分とチャーリーが重なることが誰にでもあるのではと思いました。いじめまではいかなくてもクラスに馴染めなかったり、ひょんな自分の考えなしの行動のせいで友達と喧嘩してしまったりと。トラウマもそう!チャーリーほどのトラウマはなくても、誰でも何かしら過去に嫌な思い出はあるものなので。それとどう向き合っていくか考えるきっかけにもなりえますね。

それぞれの恋愛

話の軸になっている恋愛!日本の作品でもたまに近年みるようにはなりましたが、ゲイの恋愛をナチュラルに描けている映画って少ないと思います。ゲイがでてくる映画やドラマなどの作品はたくさんありますが、コミカル重視なものが多い印象が私にはあるので。パトリックを演じるエズラ・ミラーとても美青年って感じでよかったです。女性的な仕草を取り入れずゲイを演じるってとても難しいことだと思うんですよ。ゲイを隠すためにわざと男らしくしているという設定の作品もありますが、それとも違い言葉には表すのは難しいけど美しかったです。メアリーの恋愛も高校生らしいというか、恋に恋してる感がでていてすごくよかったです。ただ恋愛に関してのチャーリーにはもやもやっとしてしまいますね。とくに真実と挑戦のゲームでメアリーのことをふって、さらにサムにキスしてしまうとか!もちろんトラウマが絡んでいるのはわかりますが、さすがにあれはメアリーがかわいそうでした。

ウォールフラワー

ウォールフラワーってプロムなどパーティーで相手もおらず壁に1人で寄りかかる人を指す言葉なんですよね。つまりは傍観者とか!でもじつはもう一つ意味のあるって知ってる方もいるかもしれませんね。それは花言葉!ウォールフラワーの花言葉で調べてみるとわかると思いますが、逆境にも変わらない愛や誠、愛の絆などじつはこの映画の内容にぴったりの花言葉なんです。傍観者の物語としてみるこの映画と、愛の絆を描いた物語としてこの映画をみるのとはまた違った見方ができて面白いですよ。もしこれを意図して題名にしたのなら本当によく考えられて作られた映画なんだなって思いました。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

関連するタグ

ウォールフラワーが好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ