施設から家族へ
神崎次郎の帰国
アメリカでレーシングドライバーとして働いていた神崎 次郎 (木村拓哉)はチームメイトと揉める事も多く解雇されてしまい、養父と養姉のいる実家に戻るとそこは「風の丘ホーム」という児童施設に!という内容でスタートします。神崎次郎の性格はレース中に少し幼い感じの性格であり負けず嫌いな性格だと感じました。日本に帰国すると、最初に改札で後に施設で一緒になる男の子周平(中島裕翔)と出会い千円をめぐる争いをしますが、どちらかというと周平の方が大人に見えましたが神崎次郎の幼さとの絡み合いに面白く感じました。神崎次郎とちいねえ(松下由樹)、神崎 猛 (原田芳雄)とのやり取りはドラマを観ている時も楽しみなやり取りで、お互い同じ空間にいることが素直に表現できない姿も観ていて楽しく感じました。
施設内の関係性
施設内は神崎次郎が帰国してからなのか良く分かりませんが、次々と問題が生じ朋美先生(小雪)、げんにぃ(堺雅人)と3人での揉めあいも多く見受けられました。しかし観ているうちに、最終的に子供達が頼るのが次郎であり年齢的には子供ではないですが、性格的に接しやすいということが分かり同じ目線での関係を築けているのが好印象でした。それに怒りや嫉妬をする先生たちの光景がありましたが後々、次郎のやり方にも一理あるという思考に変わっていくのも観ていて良い気分になりました。最初は煙たがれていましたが、最終的には子供が嫌いな次郎も素直ではないですが、子供たちのために頑張っている姿に感動しました。
突然の別れ、そしてレース
最終的には次郎と朋美先生のラブストーリーのような感覚でしたが、2人に以前に次郎と子供たちとの関係の方に魅了されました。施設内だけではなく、同級生の子や春海(戸田恵梨香)を騙した男性などに暴力を奮い、地域の問題になり施設の評判も悪くなり皆バラバラになってしまいました。その時次郎が引退をかけてレースに参加し賞金を施設に使用するなど朋美先生が必死に近所に施設が潰れるのを反対する活動を行っている姿は他人ですが人と人との絆を象徴するものでした。最終話のレースでは、子供たちの喜んだ笑顔や、次郎がレースに出るという口約束ができたことに満足しました。レース序盤はスタートで出遅れてしまいましたが、徐々に取り戻し、首位になりましたが整備不良で最下位に。車体を自らの手でゴールまで持って行く場面はすごく悔しかったですけど感動的でした。その後にまた風の丘ホームで皆で食事できたことも本当に感動的で満足できるドラマでした。
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