自分にとって大切な出会い
憧れる人物との出会い
私がこのドラマを最初に見たのは小学校4年生の時でした。その時は小学校の友だちに勧められてこのドラマをみたのを覚えています。それまでは解剖や監察医といった言葉を知りました。それから夢中になりドラマにかじりつき、様ざまな専門用語を覚え、友人ときらきらひかるごっこをしました。その中でも私の中で特にインパクトに残ったのは松雪泰子さん演じる月山でした。彼女の口癖は「私を誰だと思ってんのよ。」でした。女性のそんな強気な姿を私は初めてみたように思います。1人でも自立して生きている様子や、刑事としての仕事姿、たまに見せる弱気な部分に女性として憧れたのは言うまでもありません。私はこのドラマを通して、友人との繋がりを深めることができたと同時にこんな大人になりたいという夢を持つことができました。
絆の大切さ
きらきらひかるは1話解決するストーリーだったため非常に見やすかったです。ストーリーが終盤に近づくにつれて真実が分かる爽快感と、切なさが胸にしみいりました。その中でも私の中で印象深いのはともさかりえさんが、出演していた第6話です。売れないカメラマンだった彼に不満を言いケンカをした翌日に彼は亡くなってしまいます。そんな彼が死に際に彼女に対して謝罪の手紙を送るというストーリーでした。私は小さいながらに人と人の繋がりはもろいけれど、そのもろさが大切なのだと実感しました。もろければすぐ壊れてしまうけれど、修復した絆は以前よりも固いものになっていると感じたのです。
脇をかためる豪華俳優
ドラマの内容だけを聞くと、堅苦しい難しいドラマなのかと思ってしまいがちです。しかしこのドラマはふとした時にプっと笑ってしまうような台詞の掛け合いがあったり、美味しい料理のシーンがあったり心が休まるシーンがあります。そして1番このドラマでいい味を出しているのは田所を演じる柳葉敏郎さんです。コメディ要素もあり、シリアスな演技もあり、このドラマで存在感を出しています。そしてなんと言っても名言が多いのです。先ほどあげた松雪泰子さん演じる月山の言葉もそうですが、鈴木京香さん演じる杉先生の言葉があります。その言葉を聞いて主人公は監察医という職業を志します。「この人は何の準備もなく突然死が訪れたの。そんな人の最期の言葉を聞いてあげたいの。」この言葉がドラマの軸になります。最期の声を聞くのは亡くなった人の家族や友人、恋人全ての人が望むことです。それが出来る仕事はすごいな、と私の中で印象深い台詞です。法医学を取り扱うドラマは数多くありますが、私の中で憧れを見つけだしてくれた大切なドラマであるお気に入りのドラマです。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)