ホラーよりこわい
閉鎖的な田舎
下手なホラー映画よりこわかったです。舞台はのどかな田舎で物語は進んでいきます。デイヴィッドとエイミー夫妻は何かと物騒な都会の生活を離れてエイミーの故郷のイギリスの田舎に引っ越してきました。でもよそ者のデイヴィッドは村の人たちから様々な嫌がらせを受けるのですが、気弱はデイヴィッドはなかなか強く言えず逃げていました。ここで私はデイヴィッドにすごくイライラしてしまいました!彼が気弱だということもあるのですが、見終わってから思えばこのときからあまり奥さんであるエイミーとも向き合ってないことがわかります。とくに猫の件については私が猫好きだからってのもあるのですが、ものすごく許せなかったです。古い映画ですので猫の亡骸とか偽物だとわかっていても結構ショッキングでした。
大人な映画
私はある配信サイトを利用してよく映画をみているのですが、この映画はR15指定になっていました。その方面のR15なのかな?って思いながら視聴したのですが、どの方面にもR15でしたね(笑)男女のそちらの方にも私は耐性があるので大丈夫でした!女の私からみてもエイミー役の女性はものすごく美しかったです。でもうっかり幼い子がみないようにしないといけない作品だなって思いましたね。この映画のテーマもですが、描写もなかなか際どい感じでした。現代の映画と違って妙に生々しい感じがするんですよね。それもまたレトロな昔の映画の良いところだとは思います。
怖い!
とにかく後半はもうとても怖ったです。親睦会でヘンリーがジャニスと抜け出したことで事態は急変します。もちろん前半の田舎の人たちの嫌がらせやエイミーに対する態度や思わせぶりなエイミーの態度にもイラっとさせられましたが本番はここからだったんですね。うっかりヘンリーを車でひいてしまった夫妻。ジャニスを連れ出したことに怒った村人たちはヘンリーを庇って匿ってしまったデイヴィッドの家を襲撃します。暴力を嫌うデイヴィットはエイミーの話を聞かず応戦しますが、だんだんと本人も暴力的になっていきます。ついには言うことを聞かせるためにエイミーにまで手をあげてしまいます。怒りというものはここまで人を豹変させいつもと違う、むしろ本当のその人をだしてしまうのかと大変恐ろしかったです。スコットランドのバグパイプの曲でしょうか?陽気なその音楽と画面でおこなわれている惨劇のギャップがすごく狂気を感じられてこわかったです。鳴らないレコードがエイミーの気持ちを表しているようなそんな終わり方でした。
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