大阪は国だった
伝えたいことはわかる
じつは歴史が違っていて豊臣の子孫である王女様を守るためじつは大阪国が存在したというお話。でも話がすすむと王女様というのはただの対象なだけであって、本当は父から息子へ受け継がれる心を守ることが大阪国の真相でした。伝えたいことはわかるのですが、なんかうまくみせようとして失敗してる感がありましたね。好きな役者さんばかりだし、テレビでもよく宣伝してた映画だったので期待していたのですが期待しすぎていたのかもしれません。設定は面白かったのですが、それがいかしきれていない映画だと思いました。すごくもったいない!あとコメディにもっていきたいのかどうかすごく微妙なラインで、大阪を舞台にしてほんのりコメディ要素いれるくらいならもっとはっちゃけた方が物語の伝わりにくさもなかったかと。もう少しストレートな方がよかった。
キャラがもったいない
全体的に中途半端な位置づけにされている人物が多すぎだと思いました。例えばタイトルにもなっているプリンセスでもある茶子ちゃん。彼女は王女様であるのにも関わらず物語にはあまり影響を与えてないような気がしました。そして綾瀬はるか演じるミラクル鳥居!行きの新幹線で十字架を昔見たことがあるなど、過去大阪に関わっているような描写がありましたが結局映画のなかでは伏線ではありませんでした。そして茶子や大輔に絡んできた蜂須賀の存在。映画に限ってはあの子いるだろうかと不思議に思ってしまいました。しかも蜂須賀は暴力団の組長の息子という設定なんですが、そういう組織だったら大阪国の総理大臣とその国の姫には手をださないように普通教育するのでは?って思ってしまいました。こういう細かい設定とかが甘くてすごく気になってしまいました。
大阪の食べ物は美味しそう
お好み焼きや、たこ焼きなの大阪の食べ物は美味しそうだと思いました。そしてあの都会を封鎖してのロケや大勢のエキストラはすいごいなって思いました。役者以外で褒めるといったら大阪らしさは伝わってきましたとそれぐらいかと。そのくらい映画としてはすごくつまらなかったです。子供向けならそんな深い物語でなくてもいいのですが、大人向けに作られている映画なので庇いきれません。軸になってる親父と息子のことも良い話なようにみせようとしてよくわからないことになっています。じっとだらしなく連絡もとってなかった父親が死に際に連絡してきて、それに応えなかったことを大阪国民に話を聞いて後悔するとかちょっと理解できなかったです。
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