チンパンジーが好きならみてもいいかも
ギャグとして受け取れるかどうか
まずこの映画はチンパンジーが主演の日本を舞台にした映画です。ですがこれ日本を舞台にする必要がはたしてあったのかなとは思います。日本の描写もお辞儀にしても忍者にしても少々人によっては馬鹿にされた気分になると思います。ギャグを狙ってわざとそうしているのならまだわかるのですが(笑)ただ雨のときの傘の描写や危険な場面でのんきに撮影している場面は個人的には、あぁこれは日本人だなって思ってしまいました。私はギャグとして受け取れましたが人によっては不愉快になるかもしれませんね。
期待してはいけない
ストーリーは期待してはいけません(笑)主人公がチンパンジーという発想は面白いのですが、物語の内容はものすごくありきたりでつまらないです。スパイものではあるのですが、迫力のあるシーンもほぼありませんしね。映像に関してもとても安っぽいです。ちょっとした小道具があっこれ作り物だなってわかってしまいますし、そもそも冒頭の爆破シーンなどCGまるだしでした(笑)映像や演出のチープさもギャグを狙ったのかな?って思ってしまうほどの出来です。ちなみに親戚の子供たちとこの映画はみたのですが開始20分で子供は飽きてしまいました。父親は必ず朝食で1回目のパンを焦がしていたので、何かの伏線なのかなって思ったけど何の関係もなく、女博士との恋愛があるわけでもなく、娘もスパイの素質がありそうなのにそういう描写もいっさいなくて。ものすごくつまらなかったです。
キャストは褒めるべき
この映画がとりあえず成り立ったのは素敵な役者さんたちです。とくに主演のチンパンジーのミンキーを演じた3匹のチンパンジーの演技は見事でした!仕草や表情もとてもコミカルでかわいらしいので、コメディにはぴったりの役者さんですね。監督さんがチンパンジーなどを主役にした作品を多く作られている方らしいので、そこは素直に評価したいと思います。チンパンジーのかわいさはよくでていました!またスパイの手伝いをしてくれたサーカスの団員達をはじめ、役者さんたちも個性があってとてもよかったです。ただ日本人役は例によって日本人ではなかったので違和感すごかったですが(笑)流暢な英語を話せる日本人の役者さんが少ないとはいえ、日本語を喋るシーンで本当にげんなりしました。吹き替えだとそこ博多弁になっているので、字幕よりも吹き替えの方が日本人役も違和感少なくてすみます。チンパンジー好きならいいのですが、そうでないなら見る必要はない映画だなっと思いました。
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