ベルサイユのばらマリーアントワネットの生涯
マリーアントワネットの嫁いだばかりの若い頃に思うこと。
ベルサイユのばらの漫画において中心人物となる重要なマリーについてその天真爛漫な性格ゆえに起きた様々な事件、例えばルイ15世のお気に入りの女性徒のトラブルなど、嫁いだばかりの頃から始まっていましたね。まだ結婚するにはあまりにも若いマリーでしたからそれで国の事を考えろというのも酷かもしれません。何を見ても笑い、好奇心旺盛で、国をまかされるほどの大物の位置づけでなければ幸せな立場だったかもしれません。
マリーアントワネット黄金期に思うこと。
フランスの国が少しづつ徐々に財政難になる中、マリーは嫁ぎ先の旦那さまルイ16世の頼りなさも手伝ってか政治の世界には全く興味を示さずに、遊びに没頭してしまいます。幾度か漫画の中でも気づいてーー!と思うくらいの出来事があったのですが、ここで天真爛漫さが悪いほうに流れていってしまうのが凄く残念に思います。中でも綺麗な衣装や晩餐会などで遊ぶ程度ならまだかわいらしかったのですが、一見人の良さそうなポリニャック伯夫人にそそのかされて賭博に手を出してしまってから恐ろしいほどにフランスの財政が傾いて行ってしまうあたりに、誰か注意する人はいないのだろうかと思うほどの転がりぶりで漫画の中に入っていきたくなったくらいです。でもこれはほんの序章に過ぎませんでしたね。
フランス革命の中にあってもマリーはマリーらしかった。
あまりにも貧富の差が激しくなり、フランスの人だけでなくても暴動に間違いなくなっただろうと思われる革命が起きてしまいました。まぁもうここまできて気づかなかったらどうしようもありません。そもそも何故マリーに誰かが注意してあげなかったのでしょうか。いや、マリーは天真爛漫過ぎたんです。例えばマリーが凄く心配性な女の人ならまずこうはならなかったでしょうし、先の未来を読むような人であってもたぶんこうならなかったと思います。いい意味でも悪い意味でも鈍感すぎたのだと思います。しかし、気づけないくらいマリーは宮殿の中に閉じこもっていたとも考えられますね。それでもマリーの一番凄いところは最後の最後まで例え自分が一人きりになっても、私はフランスの女王です。というプライドでしょうか。その部分は女王としての器はあったようです。そして最後に断頭に消えますが、最後まで立派であったのも凄いなと思います。私なら断頭に立つくらいならとっくの昔に自分のお金を民衆にばらまいたと思います。
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