出演者多彩! - ザ・タウンの感想

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出演者多彩!

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
4.5
音楽
4.0
演出
4.0

目次

監督 兼 主演のベン・アフレック!

ベン・アフレックの監督 兼 主演の作品ですね、この人は俳優としても一流ですが監督、脚本もこなし「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」ではアカデミー賞も取っています。マット・デイモンと親友なのは有名ですね。俳優としては「アルマゲドン」など有名映画に出演、「トータル・フィアーズ」では見事ジャック・ライアン役に抜擢されました、それまでジャック・ライアンを演じていたハリソン・フォードが映画内のライアンの設定より年を取り過ぎたのが主演交代の理由らしいですが当のハリソン・フォードはやる気満々だったらしく外されて落胆したという話が出ていましたね。話がそれました、ベン・アフレックはこれまであまり肉体を見せびらかすような役柄はなく、どちらかというどやさ男゛のイメージでしたが本作では引き締まってゴツゴツとした男らしい肉体を披露しています。最近ではついにバットマン役をゲットしていますから役者としてはマッチョ系、肉体派に移行していくのでしょうか。少し話を戻しますがベン・アフレックは前記の「アルマゲドン」同様、゙専門家の評価はかなり低いが何故か売れた映画゛「パール・ハーバー」にも出演していました(両作ともにマイケル・ベイ監督)、まぁこの2作の共演者はブルース・ウィリス、リヴ・タイラー、ケイト・ベッキンセイルという超一流どころですから批判はあっても見る者にとっては楽しめれば良しと言ったところでしょうか、この2作でベン・アフレックも十分に顔を売る事が出来ました。私生活の方でベン・アフレックと浮いた話がもち上がった相手はグウィネス・パルトロー、ジェニファー・ロペス、こちらも超一流どころですね。

脇を固める女優陣は?

本作で脇を固める女優陣は2人、まずはレベッカ・ホール 知的で綺麗な女優さんですね、うっとりするような魅力があります。本作では銀行の女支店長という役で知的な美女であるレベッカ・ホールにはぴったりの役ですね、プリウスに乗っているという設定が日本人としては地味にウレしいです。「アイアンマン3」にも出ていました、アイアンマンのトニー・スタークと一夜を共にしていましたからチョイ軽、チョイ悪な感じの植物学者を演じていました。もう一人はブレイク・ライヴリー 日本では知名度今一と言ったところですが、テレビシリーズの「ゴシップガール」でブレイクした女優さんです。本作では日本で言うところの完全にスレちゃった感じの女の子を演じていますが主役のベン・アフレックを挟んで全く違う世界に生きる2人の女性の対比をレベッカ・ホールとブレイク・ライヴリーが見事に演じていて両者にホロッとさせられます。この作品ではこの2人の女優さんの対比が一番の見どころと言ってよいと思います。

更に脇には超人気俳優と名優の共演!

主演ベン・アフレックの旧友、悪仲間役にジェレミー・レナー あッと言う間に超人気俳優の座にまで登りつめましたね、本作の前に「ハートロッカー」で主演し映画と共にジェレミー・レナーも非常に高い評価を得ました、日本人からすると「ハートロッカー」、何がおもしろいの??と言いたくなる映画ですが゙ハリウッド映画=スゴイ、面白い、カッコイイ゛で片付けてはいけないのでしょうね、どうしてもそういうものを求めてしましますが…。話をジェレミー・レナーに戻しますと本作「ザ・タウン」でもジェレミー・レナーは高評価を得ました、その後はもう飛ぶ鳥を落とすが如くの勢いで「ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル」に出演、つづく「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」にも出演しました、「アベンジャーズ」ではホークアイを演じ、「ボーン・レガシー」ではマット・デイモンが演じていたジェイソン・ボーンに代わる主役のアーロン・クロス役をゲットと、もう一流映画には全て出ているのではないかという活躍、とりわけ二枚目なわけでもないので演技にそれだけ人を引き付けるものがあるのでしょうね。ここに来てのジェレミー・レナーの活躍は本当に凄いの一言です。もう一人、本作では花屋で花をチョキチョキ、いいお爺ちゃんなのかと思いきや超ワル、裏社会のボスを演じているのが今はなき名優ピート・ポスルスウェイト この「ザ・タウン」が2010年公開の映画ですが2011に入ってすぐに亡くなってしましました。「ロストワールド/ジュラシック・パーク」にも出ていたので顔を見れば知っている人も多いと思いますが、映画ファンには何と言っても「ユージュアル・サスペクツ」のコバヤシ役のイメージが強烈に残っているのではないでしょうか、コバヤシ? えっ、この人日本の俳優さん? と思ってしまうほど確かに日本にも居そうなオジサン顔(すごい偏屈で性格悪そう)をしているので日本人には親しみが湧きやすいですね。日本映画「仄暗い水の底から」のリメイク版、ジェニファー・コネリー主演の「ダーク・ウォーター」にもマンションの管理人役でさりげなく出てくれていましたので非常にウレしかったのを覚えています。「ダーク・ウォーター」は主演のジェニファー・コネリーはじめこのピート・ポスルスウェイト、ダグレイ・スコットなど一流の俳優陣の演技により秀逸な作品に仕上がっていました。本作と同じ年2010年公開のレオナルド・ディカプリオ主演「インセプション」 この作品で独裁的な会長モーリス・フィッシャーを演じていたのもピート・ポスルスウェイトでした、病床につき亡くなる役でしたが自分と重ね合わせ、最後の力を振り絞って演技していたのではないかと想像してしまいます。本作「ザ・タウン」もまたピート・ポスルスウェイトの姿が見れる最後の映画として貴重な一作ではないかと思います。

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