けんごくんファンです - おまけの小林クンの感想

１巻を読み始めた時には絵もあまり好きではなくごちゃごちゃしている感じがしたので最終巻まで読むことになるとは思いませんでした。なぜ最後まで読んだかというとどんどんキャラクターにはまっていったからです。絵も少しずつ変わっていって途中からとてもかわいくなってきました。小林という苗字の４人のキャラクターが出てきます。それぞれ問題を抱えていますが、主役の小林くんと関わるうちにそれぞれがどんどん変わっていって仲が深まっていきます。主役の小林くんは高校生なのに見た目は小学生みたいにかわいいです。小さい頃に両親が亡くなって親戚をたらい回しにされたり辛い思いもたくさんしてきたからか、人の気持ちに敏感でとっても優しくてでもなんだか心配になるキャラクターでした。４人の小林のうち唯一の女の子吹雪ちゃんは優等生でクラスのみんなからとっつき辛いと思われていましたが、小林くんに出会ったことでクラスにも打ち解けていきました。巻が進むにつれどんどん女の子らしくなっていって表情がかわいくなっていき見ていると応援したくなるキャラクターでした。イケメンキャラの千尋くんは小林くんのことをペットのように可愛がっていました。めちゃくちゃイケメンなのに愛情表現が下手でどこかつかめない感じがかわいかったです。私が４人の小林の中でいちばん好きなキャラは健吾くんです。元野球で不器用な感じがとってもかっこいいです。そんな健吾くんが吹雪ちゃんを好きになって２人の不器用な感じの恋愛模様もドキドキで胸キュンポイントでした。最後のシーンで数年後の様子が描かれていて小林くんが元気に頑張っていることがわかって良かったです。