一粒で二度おいしい。 - フロム・ダスク・ティル・ドーンの感想

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一粒で二度おいしい。

5.05.0
映像
4.1
脚本
5.0
キャスト
4.5
音楽
4.5
演出
4.6

南部の暑い、夕暮れから夜明けまでのお話。

前半と後半がまるで別物。一粒で二度おいしいとはまさにこのこと。
知らずに前半の犯罪バイオレンスを見ていると、途中から「え?はぁ~~ッ?」の展開に大混乱の渦。
行き当たりばったりでこの展開!なのではなく、おそらくはそう計算して作ったのだろうと思うが、完全に術中にはまった。
カオスな展開にのめり込む。That's Entertainment!!

タランティーノの役どころがかなりの勢いでイカレている。まあ、そこは予想通り。
これ見たとき、まだジョージ・クルーニーはERのモテモテお医者さんのイメージだったのだけど、こっちの方が断然いい。
映画ではわりと浮いてる感じでしっくりこない人だと思ってたけど、この映画にはピッタリはまっている。
だいたい、ER、何であんなに女にモテるのか全くピンとこなかった。アメリカ女の感覚はどうもわからない。でも、セス・ゲッコーは惚れるヮ。そういう意味で、やっとジョージ・クルーニーの魅力に気づいた作品。
あと、トム・サヴィーニの出で立ちはかなり衝撃的。
ハーヴェイ・カイテルは何をやらせても渋くて素敵。

映画前半、好きな人は好きだろうけど、私は苦手な部類。それでも耐えて見るべき。後半のために。

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