かわいらしい映画
2010年公開119分
原作は小川糸の同名小説「食堂かたつむり」
監督 富永まい
出演 柴咲コウ 余貴美子
主人公倫子(柴咲コウ)の夢は自分の料理屋を開くこと。そんな倫子はある日、恋人に家財道具一式を持ち逃げされたショックから声を失ってしまう。故郷に帰った倫子は自由奔放な母ルリコにイライラしつつも、一日一組の予約制の店「食堂かたつむり」を開くことを決意する。そんな中、母ルリコが末期の病だと知り……。
とてもかわいらしい映画だ。心理描写は単純で幼さがあるが、軽く観れる良さがある。ところどころに使われているCG合成がややチープなのが気になるが、女の子らしいかわいらしい世界観が魅力だともいえる。観ていてとても心地いい。
声が出ない倫子を柴咲コウが熱演。セリフなしの表現は難しいのでは…と思われるが、それを微塵も感じさせない演技力を魅せる。あのギョロっとした目ですべて表現しているといえる。
柴咲コウの衣装がかわいらしい。ちょっとダサさがあるだダボっとした服がよく似合っており、ナチュラル系な服が好きな女性は憧れるのでは。
また余貴美子の独特な雰囲気は凄みがある。毒々しさがありつつもどこか憎めないかわいらしさがある女性を見事に演じている。
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