かわいらしい映画 - 食堂かたつむりの感想

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食堂かたつむり

3.333.33
映像
3.50
脚本
3.33
キャスト
3.67
音楽
3.50
演出
3.33
感想数
3
観た人
4

かわいらしい映画

3.53.5
映像
3.5
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
3.5

2010年公開119分

原作は小川糸の同名小説「食堂かたつむり」

監督 富永まい

出演 柴咲コウ 余貴美子

主人公倫子(柴咲コウ)の夢は自分の料理屋を開くこと。そんな倫子はある日、恋人に家財道具一式を持ち逃げされたショックから声を失ってしまう。故郷に帰った倫子は自由奔放な母ルリコにイライラしつつも、一日一組の予約制の店「食堂かたつむり」を開くことを決意する。そんな中、母ルリコが末期の病だと知り……。

とてもかわいらしい映画だ。心理描写は単純で幼さがあるが、軽く観れる良さがある。ところどころに使われているCG合成がややチープなのが気になるが、女の子らしいかわいらしい世界観が魅力だともいえる。観ていてとても心地いい。

声が出ない倫子を柴咲コウが熱演。セリフなしの表現は難しいのでは…と思われるが、それを微塵も感じさせない演技力を魅せる。あのギョロっとした目ですべて表現しているといえる。

柴咲コウの衣装がかわいらしい。ちょっとダサさがあるだダボっとした服がよく似合っており、ナチュラル系な服が好きな女性は憧れるのでは。

また余貴美子の独特な雰囲気は凄みがある。毒々しさがありつつもどこか憎めないかわいらしさがある女性を見事に演じている。


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他のレビュアーの感想・評価

かなり酷評受けてたけど思ったより良かったかも

小説よりは良かった、ような気がする… この映画は2010年の公開時に多方面でかなりの酷評を受けていたと記憶している。私は原作小説を先に読んでおり、正直なところ小説にもあまり感銘を受けなかったので、映画にも多くの期待はしていなかった。そのためか、思うよりは良いように感じた。 ざっくり言えば、原作小説は作り手の思い込み(本人は思い入れと思っているのかもしれない)だけで話が進行している。部分部分の言いたいことは予想は付くが、それにはこの演出はやっちゃだめでしょ、というアラが目につく。更に全体を俯瞰で見ると、各シーンがかみ合わなかったりして統一性がない、面白そうな場面を思い付きで繋ぎ合わせたような作品だった。 映画も高得点を付けるレベルではないが、あの原作を題材とした割には頑張っていたのではないか、と思う。以下で具体的に掘り下げよう。 不要な設定をミュージカル風コメディで流しちゃったのはナイス...この感想を読む

2.02.0
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