それぞれのシングルマザー
小春は夫を電車の事故で数年前に亡くした。それから2人の子供を抱えながら必死で生きてきた。シングルマザーな上、頼れる身内がいない。パートを掛け持ちしていたが、ある時体調を崩し、働けなくなってしまう。
生活保護を申請するが、通らない。そのため、十数年前に自分を残して出ていった実母と再会することとなる。実母には娘や夫がいて、その人たちとの新しい関係や、夫の死の真相が妹にあることが分かってくる。小春は難病と戦いながら、実母との関係を少しずつ良いものにしていく。子供たちは真っ直ぐに大人たちを見つめ、強く成長していく。
このドラマにはあと2人のシングルマザーが出てきます。ゆきは小春のパート先の同僚で、やはり子供を抱えながら生活していた。良い男性と出逢い再婚するものの、またシングルマザーに戻ってしまう。アイコは小春が通う病院の医者。すれ違いから公務員の夫と離婚して、なんとかシングルマザーとしての生活を始めようとしている。
シングルマザーが増えてきた現在、様々なパターンのシングルマザーがいます。それを一つのドラマで描いています。小春、ゆき、アイコ。それぞれ立場や職業が違うけれど、共通しているのは、シングルマザーでも子供を何より大切にして、一生懸命に生きている。ということでしょう。現代に有り得るストーリーになっています。子役たちの演技力も魅力だと思います。
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