それぞれのシングルマザー - Womanの感想

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ドラマレビュー数 1,147件

Woman

4.254.25
映像
4.00
脚本
4.50
キャスト
4.50
音楽
3.45
演出
4.00
感想数
2
観た人
2

それぞれのシングルマザー

3.53.5
映像
3.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
3.0
演出
3.0

小春は夫を電車の事故で数年前に亡くした。それから2人の子供を抱えながら必死で生きてきた。シングルマザーな上、頼れる身内がいない。パートを掛け持ちしていたが、ある時体調を崩し、働けなくなってしまう。

生活保護を申請するが、通らない。そのため、十数年前に自分を残して出ていった実母と再会することとなる。実母には娘や夫がいて、その人たちとの新しい関係や、夫の死の真相が妹にあることが分かってくる。小春は難病と戦いながら、実母との関係を少しずつ良いものにしていく。子供たちは真っ直ぐに大人たちを見つめ、強く成長していく。

このドラマにはあと2人のシングルマザーが出てきます。ゆきは小春のパート先の同僚で、やはり子供を抱えながら生活していた。良い男性と出逢い再婚するものの、またシングルマザーに戻ってしまう。アイコは小春が通う病院の医者。すれ違いから公務員の夫と離婚して、なんとかシングルマザーとしての生活を始めようとしている。

シングルマザーが増えてきた現在、様々なパターンのシングルマザーがいます。それを一つのドラマで描いています。小春、ゆき、アイコ。それぞれ立場や職業が違うけれど、共通しているのは、シングルマザーでも子供を何より大切にして、一生懸命に生きている。ということでしょう。現代に有り得るストーリーになっています。子役たちの演技力も魅力だと思います。

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他のレビュアーの感想・評価

永遠に心に残したい作品です

今の日本の現実を浮き彫りにしてくれたシングルマザーは生活のために働かなくてはいけない。働くためには子供を預けなければならない。子供を預けるにはお金が必要で、認可保育園に預けるためには働いている実績が必要。それがなくては待機児童戦争に勝てない。とにかくまずは働かなくては。託児所に預けるためにぐずる子供を連れ満員電車に乗っていくつか先の駅に行く。周りの視線は痛い。夜くたくたになりながら帰ると「子供がかわいそう」と近所からの痛い視線…。もっと子供に愛情を注ぎたい。もっと笑顔をみせたいのに。たったそれだけのことがすごく難しいのが今の日本の現実。それを突き付けられる作品です。キャストの演技がすごい満島ひかりの演技がほんとにすごい。必死に耐えて感情を抑えながら言葉を伝える演技には毎回涙が出てくる。母を演じる田中裕子との迫真の演技のぶつけ合いは本当に鳥肌が立つ。愛したいのに、愛されたいのに。それ以外...この感想を読む

5.05.0
  • harunohinaharunohina
  • 156view
  • 1001文字
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