面白いけど悲しい - トワイライト ささらさやの感想

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トワイライト ささらさや

3.753.75
映像
4.00
脚本
3.75
キャスト
4.50
音楽
3.25
演出
3.50
感想数
2
観た人
2

面白いけど悲しい

4.04.0
映像
4.5
脚本
4.0
キャスト
5.0
音楽
3.5
演出
4.0

死んだ落語家が様々な人に乗り移り、残した妻と子供に会いに来る物語です。

死者の魂が蘇るなんて冷静に考えるととんでもないことなのに、案外あっさり受け入れてしまっているサヤのおおらかさが可愛くて面白い。

ユウタロウはそんなお人好しなサヤだからこそ残してきたことが心配でたまらなかったのでしょうが、そんなサヤじゃなかったらユウタロウが誰かに乗り移ったとしても信じてもらえなかったんじゃないかなと思います。

死んでまでもユウタロウがサヤに説教するシーンや夫婦喧嘩をするシーンを見ていると、生きている間の二人の物語ももっとたくさん見てしまいたくなります。

また、ユウタロウはサヤや自分のお父さんが心の奥底でどんな気持ちだったのか本当はどのように感じていたのかを読み取ることが下手だったようですが、自分が死んで人の体に乗り移ることができるようになって初めて、人は表面上だけでは分からない考えや思いを持っていることに気付くというのも皮肉だなと思いました。

コメディタッチでユウタロウのしゃべり口調やサヤとのやり取りなど笑うところもたくさんありましたが、愛する人と限られた時間しか過ごすことができないと決まっている設定は悲しくもありました。

その後のサヤとユウタロウのお父さんとの関係やユウスケが成長していく姿なども見てみたいものですね。

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他のレビュアーの感想・評価

観終わったあとに笑顔になれる映画

ありえない設定だけどなんだか笑える生まれて間もない赤ちゃんを抱えて、若くして未亡人になる、なんて自分が同じ立場だったらどんなにふさぎ込んでしまうだろう…。と思うのですが、亡くなった夫は幽霊として現れ、それをあっさり受け入れて喜ぶ主人公さや。出てくるキャラクターも、演出の仕方もコミカルで、テーマが「生」「死」にも関わらず、明るくほっこりした気分になる映画でした。登場人物はみんな各々事情があって、それがさや(と幽霊のユウタロウ)に出会って、なんとなくうまい方向に転がっていくという、色んな心温まるエピソードが盛り込まれています。ちょっと色々詰め込みすぎかなー?と思いつつ、結局こちらまで笑顔になってしまう、という感じでした。豪華俳優陣の、幽霊に憑依されるという高度な演技力新垣結衣さんが若すぎて、ちょっとリアリティないのですが、頼りない母親という雰囲気はよく出ていました。幽霊・ユウタロウ演じる大泉...この感想を読む

3.53.5
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  • 1034文字
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