清麿の成長を感じさせる作品
今回、私は金色のガッシュベルの主人公ガッシュの相棒でありもう一人の主人公でもある
高峰清麿について考えていきたいと思う。
最初のころの清麿はなんとも嫌~な性格をしている。
「なんで俺があんな低レベルな奴らと友達にならなきゃならないんだ!?」
第1話で学校に行けという母親に向かって清麿が放った言葉。
海外の大学の卒業論文を暇つぶしに読む天才の清麿からしたら学校のクラスメイトたちは
頭の出来が違いすぎて話が合わないのである。
…と第1話のはじまった瞬間まではそんな感じの清麿だったがガッシュに出会ってからの清麿は
なんか普通の中学生って感じである。
フォルゴレやキャンチョメ、恵、ティオ、ウマゴン、愉快な仲間も出来て清麿はとっても楽しそうで充実した生活を
送り始める。
ガッシュたちのおかげで学校でも友達ができはじめる。
清麿は、元々は子供らしいこと、馬鹿なことが大好きだったが天才と言われ続けることで
それが出来なくなっていったのではないだろうか。
周囲に天才と認識されている自分が馬鹿なことはできない。
きっとプライドの高そうな清麿にはそんな思いがあったはずである。
そんな清麿の閉じきっていた心の扉をこじ開けたのがガッシュと愉快な仲間たちなのであろう。
金色のガッシュベルはガッシュの成長、魔物の成長がメインに描かれているようにも思えるが
作品内で最も成長したのは清麿であると私は感じた。
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