スプリガンのあらすじ・作品解説
「スプリガン」は、たかしげ宙の原作漫画をアニメ映画化したものである。原作は週刊少年サンデーにて連載されていたが、アニメは原作の「ノアの方舟篇(原作では4話構成)」をベースにしたストーリーを構成している。 総監修に大友克洋、監督に川崎博嗣、銃器設定に岡村天斎が携わり、アニメーション制作を「MEMORIES」にも携わったSTUDIO4℃が担当した。 巨大財閥のアーカムは、超古代文明のオーパーツを封印し、守護する使命を持っていた。そしてアーカムが擁する特殊エージェントチーム、「スプリガン」に所属する御神苗優は、高校生の生活を基本としながら、オーパーツを封印する任務のために世界中を飛び回っていた。そんなある日、アーカムの調査チームは、トルコのアララト山にて「ノアの方舟」を発見する。それを機に、優の抹殺を企む組織が優のクラスメイトを使い、挑戦状を寄越してきた。犠牲となったクラスメイトの仇、そして「ノアの方舟」の調査のため、優はアララト山へと向かう。
スプリガンの評価
スプリガンの感想
原作らしさが感じられないアニメ
原作の魅力が半減している!?劇場アニメなので、力を入れて制作されていることは伺えます。しかし、作画の面において、原作マンガより明らかに低いと思います。「スプリガン」同様に、同じ原作者の「ARMS」もアニメ化されていますが、絵のイメージが全然違っています。「ARMS」は、原作マンガの絵のイメージそのままなのに、この「スプリガン」においては違和感を覚えます。元々、原作者の皆川 亮二さんは画力が凄いだけに、その凄い部分をアニメで再現しきれなかった感じを受けます。また、それぞれの登場人物、特に主人公の御神苗 優(おみなえ ゆう)の声がイメージに合っていない気がします。柔らかくて低く、トーンを下げた声質の方がイメージに合致するように思います。これは、声優さんの演じ方にもよる部分は大きいのかもしれませんが、キャスティングの時点で、すでにイメージと乖離しているところがあるように思います。特に、主人公の優...この感想を読む