震災を前提にした医療ドラマ
今回のシリーズは東京に大震災が起こったことを前提にしてストーリーが進んでいきます。
楓は救命の仕事を続けていきたいために、ひろきからのプロポーズを悩んでいた。そんな中で、以前研修医時代に世話になっていた進藤と偶然に再会する。
進藤は救命を辞め、国境無き医師団に所属していた。進藤に再会したことで、楓は救命を続けようと決めるのだった。
東京の街はいつもと同じ。なのに鳥たちがいっせいに飛び立つ。それと共に大きな揺れを東京を襲った。医療器具や書類がめちゃくちゃになる病院。地割れしたり、建物が崩壊したり。変わり果てた東京の街。それからそれぞれの医者や人間達の戦いが始まるのだ。救命病棟の医者、小さな医院の町医者、ナースたち。彼らにも家族はいるわけで、仕事を放りだして帰る人たちも。家族と連絡が取れなくても働き続ける医者もいた。楓もひろきとなかなか連絡がとれないが、それでも運ばれてくる患者たちのために働き続ける。そんな中、瀕死の状態ですひろきが搬送されてくる。しかし、地震の影響で医療器具が使えず亡くなってしまうのだ。
地震が起きたことから、全ての人々の生活が変わってしまう。人々の心は傷つきそれでも助け合いながら生きていく。震災によって足りないものや、不便さによるストレスだったり。ボランティアの方々には本気な人。不真面目な人。様々なことがリアルに描かれている。登場人物たちがどうこれからを生きていくのか。考えさせられるドラマだった。
最後に阪神淡路大震災当時と現在の写真を貼り出すシーンがある。それがとても印象的だ。
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