ハイキューの良さとは。 - ハイキュー!!の感想

主人公のいる学校の烏野高校をはじめ、その他の学校にも魅力的かつ濃いキャラクターが多いこと、バレーボールを知らない人でも楽しめることが最大の魅力ではないだろうか。外見や内面も良い意味でギャップがあったり、綺麗なマネージャーがいたり、外見も内面も一致するな、と思わず思ってしまったり。綺麗なマネージャーは、同じ女性としても憧れるものがある人も多いのではないだろうか。

私自身はバレーボールを経験していたこともあり、ある程度のルールは知っていたが、バレーボールを知らない人でもわかり易くキャラクター達が動かされていると感じた。そして主人公達の成長の過程は、読む人の心を掴むものがある。いつの間にか、それぞれのキャラクター達を応援してしまうのだ。特に主人公達の学校はかつて強豪校の烏野高校バレー部だったが、｢落ちたカラス｣等と称されている姿から、成長していく姿、飛ぶ姿、｢歯車が噛み合っていく｣様は、本当に目を見張るものがある。主人公達の学校だけではない。他のライバル校も上記で書いた通り、魅力的なキャラクター達が多くいる。その多くのキャラクターに虜になる人も少なくないのではないだろうか。キャラクターが多くても、覚え疲れるなどということもなく、数々のバレーボールの作品の中でも、読みやすいものであると感じた。勿論バレーボールというからには、キャラクター達がそれぞれ役割を担っており、その役割をどう果たしていくか、どう成長していくか、技にどう磨きをかけていくか、というところは本当にみどころである。主人公達が合宿に行く際には、様々なキャラクター達が学校関係なく絡んでいくので、そこでの成長も見どころの一つだろう。キャラクター同士のかけあいも忘れてはいけない。キャラクターのまた違った一面が見られるのも外せないのだ。また、真剣さの中にギャグ要素もあるからこそ、試合をしているシーンやバレーボールを知らない人でも読みやすい作品になっているのではないかと考える。