感動したいときに観よう
2005年フジテレビ系火曜9時のドラマ。
同名のノンフィクションの本が原作。主演は沢尻エリカ。このドラマがきっかけで大ブレイクした。
15歳で脊髄小脳変性症を発症した少女と家族の葛藤を描く、ヒューマンドラマ。
劇中で使われたレミオロメンの「3月9日」「粉雪」が、さらにドラマを盛り上げる。
涙なしでは見られない、感動の名作といっても過言ではないだろう。
池内亜也役の、まだ幼さ残る、沢尻エリカのけなげな演技が光る。彼女の涙の演技は、見ているものにも涙を誘う。また、亜也のクラスメート麻生遥斗役の錦戸亮の演技も注目だ。切なく、痛みまでもを感じさせる感情表現が素晴らしい。亜也を大事に思う気持ちがとても伝わってきて、こちらもまた、涙を誘う。
亜也の家族を演じる役者もいい。母親役の薬師丸ひろ子は、母親らしい一生懸命さが伝わってくるし、父親役の陣内孝則の愛情あふれる雰囲気もいい。また姉妹役で登場する成海璃子にも注目だ。脇役ながら、十二分な存在感があり、ドラマにアクセントを与えている。役者陣の高い演技力が見られ、とても深い内容となっているろいえるだろう。
感動したいとき、涙を流したいときに観るのに、間違いない作品といえる。
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