おもしろいけども、、、
まず、序盤。後輩の吐いたゲロを飲もうとするシーンは不快だった。金に捨てられた男を演出する気持ちは分かるが、せめてツバを手に吐いて舐めさせるだの、まだマシな表現はあったのではないかと思う。
ストーリーとしては、全体的に面白かった。赤松(渡部篤郎)のキャラもすごくハマっていたし、大島優子の素人感丸出しの演技も、草彅の数字に強く頭の良さそうな男の演技もすごく頭の中に残った。
ただし、オチがどうも納得いかなかった。最終的に親父の仇でもあった赤松を追い詰めて逆転大勝利になったものの、そこで喜ばずなぜかなんともいえない表情になっているのは頂けなかった。あそこまでやっておいて、成功したら、やるのではなかったという後悔を演出したのであろう。だが、このドラマは銭の「戦争」。戦争である。戦争には勝者と敗者がいて、勝者は完全に喜び、敗者は砕け散るものだ。人間味を描いたのかもしれないが、中盤の金に溺れたクソ野郎男のままで最後はパァーっと喜ぶオチが見たかった。
これまで批評を述べたが、オチ以外は非常をハラハラさせてもらい、役者の演技も素晴らしく思えた。正直オチで納得いく人の方が多いと思う。
だからこそ、このドラマの評価としては個人的には3という評価をつけたが、世間一般からすると、4ないしは5であると思う。
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