実は愛が溢れている - 銭の戦争の感想

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銭の戦争

3.753.75
映像
3.75
脚本
4.50
キャスト
4.50
音楽
4.50
演出
3.75
感想数
2
観た人
3

実は愛が溢れている

4.04.0
映像
4.5
脚本
4.0
キャスト
5.0
音楽
4.0
演出
4.0

2015年の冬ドラマ。フジテレビ系、火曜10時~放送

主演は草彅剛

恋人との婚約も決まっていた大手証券会社のエリートサラリーマンがある日突然すべてを失い、借金まみれのホームレスに。そこから立ち上がっていく物語。

かなり快感なドラマだ。善悪云々ではなく、「正しい」か「間違っている」かではなく「こういうセリフが聞きたかった!」というものが毎回ありとにかく痛快。コミカルさもありストレス解消にもってこい。

冷酷冷淡なやり方をする主人公だが、草彅剛独特のやさしさが加わり、人間味あるキャラクターとなっているように思う。

脇を固める役者もいい。大杉連(紺野役)の、優しい気持ちでまじめに日々を送り、草彅剛(冨生)に手を差し伸べる姿はとても人間味あふれている。大島優子(未央役)の可愛さも際立つ。父親役である大杉連との掛け合いもなかなかなもの。

このドラマのいいところは、ストーリーや登場人物の心情を追っているうちに、ところどころに愛が溢れていることに気付かせてくれるところだ。社会の辛辣な部分を痛感させられつつも、いつもどこかに周りの人の愛が隠れている…。

最終回のころには、登場人物への愛情が深まっていて、別れるの切なくなるほどだ。

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他のレビュアーの感想・評価

おもしろいけども、、、

まず、序盤。後輩の吐いたゲロを飲もうとするシーンは不快だった。金に捨てられた男を演出する気持ちは分かるが、せめてツバを手に吐いて舐めさせるだの、まだマシな表現はあったのではないかと思う。ストーリーとしては、全体的に面白かった。赤松(渡部篤郎)のキャラもすごくハマっていたし、大島優子の素人感丸出しの演技も、草彅の数字に強く頭の良さそうな男の演技もすごく頭の中に残った。ただし、オチがどうも納得いかなかった。最終的に親父の仇でもあった赤松を追い詰めて逆転大勝利になったものの、そこで喜ばずなぜかなんともいえない表情になっているのは頂けなかった。あそこまでやっておいて、成功したら、やるのではなかったという後悔を演出したのであろう。だが、このドラマは銭の「戦争」。戦争である。戦争には勝者と敗者がいて、勝者は完全に喜び、敗者は砕け散るものだ。人間味を描いたのかもしれないが、中盤の金に溺れたクソ野郎男の...この感想を読む

3.53.5
  • だいたかだいたか
  • 83view
  • 544文字

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