もっと長く読みたかった - ライジングインパクトの感想

毎回連載を楽しみに読んでいた作品だったのですが、連載漫画にはつきものの、突然の話の急展開〜最終回、となってしまった作品です。そのおかげか、コミックの方には書き下ろしがたくさん入っていました。本当に、これから、というところだったのに…（涙）

こちらはゴルフを題材にした作品です。

ゴルフが題材の漫画というと、なんだかあんまりおもしろくなさそう、と思ったりもしますが、こちらは少女漫画が大好きな鈴木央先生独自のほんわりとした画風&ファンタジー要素を詰め込んだ、たいへん読みやすいものでした。

鈴木央先生はぜったいそのうち流行る！とか、アニメ化する！なんでジ◯ンプはそこがわかんないんじゃー！なんて思ってただけに、７つの大罪でヒットしてらっしゃるのを知った時は、勝手に身内みたいに『よ、よかった…』と安堵して、ちょーうれしかったです（笑）

主人公のガウェインはじめ、ランスロット、トリスタン、といった、アーサー王伝説になぞらえた各登場人物の名前と設定もとても楽しかったです。ファイナルファンタジーや冒険小説みたいでした。

各登場人物もそれぞれ得意な打ち方やクラブがあり、漫画なのでドライバーの名手のガウエィンはありえないほどすっとばしますし、パターの名手のランスロットは謎の能力を発動しますし、まーおもしろかったです（笑）

（なのにガウェインは田舎の方言がすごい、まるっとかわいいぷにぷにした少年…おかげで、ぼよーん！だとかぷにぷにーん！だとか擬音やかわいいギャグが多くてとても楽しかった…。）

後もう少しでガウェインの出生の秘密だとか、いろんな謎がゆっくりとちゃんと書かれただろうに…！

きりあねーちゃんとのあれこれとか、他にもいろいろあったでしょうに！なんでリーベルと似てるんだとかそんなところもこっそりとわたしは気になっていたんですけど！

本当に残念！