近所の大家族を見てる感覚で楽しめます‼︎
この作品は、身近で大人数の人間模様を描く作品がたくさんある小路幸也の原作を、忠実に描いていて驚きました。しかも、あの古本屋の昔懐かしい家屋も、物語の雰囲気にぴったり。"映像化は無理では"と囁かれていただけに、私はドラマ化されて素直に嬉しかったです!
この作品に登場する人物は個性的な人が多い中で、特にミュージシャンの堀田我南人(ほったがなと)役の【玉置浩二】がまさにはまり役で面白い‼︎玉置自身も、若い頃のソロライブでライブ開始4.5曲目でステージを降りてしまったエピソードもある人です。そんな自分に正直な人みたいなので、我南人の自由な行動や周りを明るくしたり、気遣ったりする優しさも玉置本人の魅力が溢れていたように感じました。屋上で歌うシーンはカッコ良かった。なので欲を言えば、もう少しバンドや家族で歌うシーンを観たかったですね。
また、堀田青(ほったあお)役のKAT-TUNの【亀梨和也】の体当たりな演技で、周りも本気になって家族喧嘩などができていたみたいに感じました。"あの家は大丈夫?"とご近所で覗き見している気分が味わえて楽しかったです。こんなドタバタドラマなのに、祖父勘一役の【平泉成】が登場するとその場が引き締まってとっても存在感があって良かったです。あんな雷親父は昭和の時代にしか存在しないのでしょうね。他のキャストも自分の役を楽しんでいたようで、観ているこっちも笑ったり時にホロっとさせられたりして、毎回次の放送が楽しみでした。
小説の方は、今もまだ物語は続いています。近いうちに同じキャストとフラッシュ金子の音楽で、わくわくする物語の続編が観られることを期待しています。
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