今回も外れなく
よくも悪くもあだち充さんの作品で、やっぱり誰か一人はお亡くなりにになっています。
今回は最初から主人公の幼馴染みがおなくなりになった状態でストーリーが始まっています。
それが動機で野球を始めた主人公が成長する過程を描いています。
球速160キロがひとつのキーワードなのですが、ここも時代に合わせてるなと感じました。この当時現在ニッポンハムファイターズの大谷翔平が160キロを投げて話題になった時期と重なります。
毎回あだち充さんのマンガを読んで思うのですが、キャラクターの外見がにていることが多いのですが、それ以外はそれぞれの個性がちゃんとあることに驚かされます。こんだけ野球マンガを描いているのに、どのマンガとも違うのは当たり前ではありますが、かなりすごいことなのではないかと思いました。
ストーリーに関してですが、ここもいつも感心しているところのひとつです。どのマンガも甲子園まで行くなどの展開になってはいますが、決して甲子園の決勝戦まで描いた作品はないんではないでしょうか?このクロスゲームももちろん甲子園に出場は決定しました。しかし、それ以降の話は描いてはおらず、マンガを終わらせました。この終わらせ方が毎回絶妙と思ってしまいます。もっと読みたいなと思うこともありますが、この終わりでもよかったし、想像して楽しむと言うことも出来てしまうのです。
今回もあだち充さんのマンガを買ってよかったなと思いました。
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