主人公がゲスいと思いきや…?
私がこれを買い集めようと決めたのは、
単行本表紙の利太がかっこよかったから。
いざ読み始めてみると、なるほど作品名の意味が分かった。
主人公のはとりがヒロイン失格な程ゲスキャラなのかと、私は思った。
しかしどんどん読み進めていき、最終話にたどり着いた結果、
私の中での利太は最悪キャラ!!
もちろんはとりもちょくちょくゲスな場面が見られたが、一生懸命なはとりの印象が強く、最終的にはゲスキャライメージはほぼなかった。
こんなに男キャラを嫌いになったのは初めてかもしれない。
安達が好きだのはとりが好きだの、最終的に弘光くんは報われず。
中島に喝を入れてもらい利太をいい奴、可哀想な奴に見せていたように思えたが、
それでも利太の悪いイメージは私の中では消えなかった。
でも草食系男子の多い今、利太のようなキャラはリアルで親しみやすく、また母性本能をくすぐるため、人気の高いキャラではあると思う。
だから読者が利太利太言わないように、また弘光ファンからクレームが来ないように、
弘光の去り際はいつも前向きな彼からは想像出来ない涙を見せ同情を誘い、
最後の弘光スマイルは、弘光ファンはさることながら利太ファンもやっぱ弘光いい奴やんと思わせたに違いない。
弘光はきっとはとり以上の女の子を見つけられないし、展開上見つけて欲しくないとも思うが、幸せになって欲しい。
安達や萌のお兄さんの恋愛も気になる。
サブキャラもとにかく濃くて、それぞれの物語が気になるのがヒロイン失格という漫画の魅力であり、それがはとりが1巻で言ってた安達には安達の恋物語がある、や最終巻でのみんながみんなそれぞれの物語の主人公という言葉に繋がっていると思う。
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