ほのぼのしつつ感動できる
最初の方を見たときは「女将やみんちに絶対何か言われる!」と思いながら、いろいろやらかしてしまう緒花にヒヤヒヤさせられていました。そんな感じで見始めたわけですが、話が進み、緒花が喜翠荘馴染んでいくにつれて安心して見ることができるようになりました。それからもいろいろと起こりましたが、やはり1番の見所は各所に表れる家族愛だと思います。まず女将、皐月、緒花の3人のわだかまりが少しずつ解消されていく部分。母親が仕事に忙しく、さみしい思いをする娘。娘のために懸命に働く母親。このアニメを通じてそんな母と娘の関係性というものが少しわかるような気がしました。ただの旅館モノのアニメ、というわかではなく、この作品の中には温かい家族愛が見ることが出来ると思いました。娘を叱り、厳しく、時には冷たくしているものの、やはり娘が可愛く、愛しているのが見て取れるような、そのような部分がとても上手く表現されていて感動する部分だと思います。そして次になこちの両親に代わって妹弟の面倒を見る、兄弟愛。そして面倒を見つつも手がまわらなくなってしまい親にやっと正直な思いを言えたなこち。長女として今まで必死に我慢して頑張っていたのだなということが見て取れる部分でした。恋仲としての愛要素は多くはなく、家族間での愛が多く含まれたとてもいい作品だったなと思いました。
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