ほのぼのしつつ感動できる - 花咲くいろはの感想

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アニメレビュー数 2,474件

花咲くいろは

4.634.63
映像
4.75
ストーリー
4.75
キャラクター
4.38
声優
4.75
音楽
4.50
感想数
4
観た人
10

ほのぼのしつつ感動できる

5.05.0
映像
4.5
ストーリー
5.0
キャラクター
4.0
声優
5.0
音楽
4.0

最初の方を見たときは「女将やみんちに絶対何か言われる!」と思いながら、いろいろやらかしてしまう緒花にヒヤヒヤさせられていました。そんな感じで見始めたわけですが、話が進み、緒花が喜翠荘馴染んでいくにつれて安心して見ることができるようになりました。それからもいろいろと起こりましたが、やはり1番の見所は各所に表れる家族愛だと思います。まず女将、皐月、緒花の3人のわだかまりが少しずつ解消されていく部分。母親が仕事に忙しく、さみしい思いをする娘。娘のために懸命に働く母親。このアニメを通じてそんな母と娘の関係性というものが少しわかるような気がしました。ただの旅館モノのアニメ、というわかではなく、この作品の中には温かい家族愛が見ることが出来ると思いました。娘を叱り、厳しく、時には冷たくしているものの、やはり娘が可愛く、愛しているのが見て取れるような、そのような部分がとても上手く表現されていて感動する部分だと思います。そして次になこちの両親に代わって妹弟の面倒を見る、兄弟愛。そして面倒を見つつも手がまわらなくなってしまい親にやっと正直な思いを言えたなこち。長女として今まで必死に我慢して頑張っていたのだなということが見て取れる部分でした。恋仲としての愛要素は多くはなく、家族間での愛が多く含まれたとてもいい作品だったなと思いました。

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「私、輝きたいんです!」輝きたいとはどういうことか?主人公である松前緒花は、第一話の段階では「ちょっと冷めていながらも夢見がちな少女」という評価になりましょうか。ドラマチックな展開や人生を夢見ていながらも、「なんだかんだ手堅い」と自己評価しているように、ちょっと現実に冷めているような、現代には珍しくない高校生です。しかし、突然の出来事によって喜翠荘へ見習い中居として勤務し始めますが、やる気は空回りするばかり、そんな状況で、売れない小説家、次郎丸太郎とのやりとりの中で、「私、輝きたいんです!」という自分の意思に辿り着きます。この作品のテーマともなっているこのセリフにはどんな意思が込められているのでしょうか。作品の登場人物から考えるに、緒花は破天荒な母親と生活していく中で、「どうすることが正解か」「どうすれば失敗しないか」はわかっていても、「自分自身が何をしたいか」「どうなりたいのか」とい...この感想を読む

4.54.5
  • くおりあくおりあ
  • 154view
  • 2357文字
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