ローライ - ローレライの感想

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ローレライ

4.754.75
映像
4.75
脚本
4.75
キャスト
4.75
音楽
4.75
演出
4.75
感想数
2
観た人
2

ローライ

4.54.5
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
4.5
音楽
4.5
演出
4.5

ローレライは第二次世界大戦中の物語でありながら近未来を思わせる映画です。主役は役所広司、潜水艦の艦長でありなが特攻に反対して艦を降ろされ軍司令部の朝倉大佐の命令で3年ぶりの出撃となりました。艦長である役所広司の出航後搭乗員に対してのアナウンスには感動しました。’一人も死なせん’ これにはちょっと感動しました。得体のしれぬ特殊兵器に奇妙作戦、船の中では乗り組員ストレスが溜まって不協和音が高まっていたとき米敵艦に出くわし撃沈するためにいよいよローレライの登場となりました。潜水艦イ507は本来広島につづく原子爆弾投下の阻止にありました。本来はこの時点は秘匿行動をとるはずの命令でしたが搭載兵器の実態を把握するのにローレライを起動させる事になりました。そして乗組員はローレライの中枢部が人間であること知りました。ナチスドイツに人間改造された少女でした。少女してみればあまりにも苛酷な任務でした。しかしながら軍司令部の朝倉大佐の本当の試みを知ることとなり当初米軍はこの潜水艦拿捕することでしたが何隻もの駆逐艦が撃沈されたことで拿捕ではなく撃沈命令が出ました。そして東京への原爆投下の計画を知りました。それを阻止すべく命令違反に対して有志ある者を下船させ原子爆弾を積んだテニアン基地へとむかってゆく。ここでパウロ、妻夫木聡の乗ったN式の接続ケーブルを切断することになるがその時の役所広司のセリフがまたかっこいい。そして圧倒的に数に勝る米駆逐艦隊を撃沈するわけだが、圧倒的に作戦の勝利だった。そしてテニアン基地を飛び立とうとするB29を砲撃するのであるが米駆艦総攻撃をから浴びせられる。そしてイ507行方は誰も知らない。戦争ものを題材にした映画はたくさんあるけれどこんなに古い話なのか新しいのかわからない映画もありかな。


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大切なものを守るための戦い

終戦間際の日本海軍がドイツから手に入れた『ローレライ・システム』という新兵器を搭載した新型潜水艦を使い、原爆投下を阻止するために出撃するお話です。指揮官の絹見少佐は『腰ぬけ』と陰口をたたかれる、特攻攻撃反対者で、メンツにこだわらず撤退する戦法を取る人です。そんな彼が目にした『ローレライ・システム』の中枢は、ナチスにより特殊能力を開花された少女で、少佐は己の信念と任務の重大性で苦悩します。さらに、原爆投下を阻止する任務だと思っていたが、新しい国を作るために古い体制を壊すことを目的とした大佐の陰謀の片棒を担がされていたことが明らかになります。クーデターが起こり、アメリカに『ローレライ』を引き渡し、原爆投下を待つことを強いられた時、寄せ集めだった乗組員たちは団結します。それは、艦内の式を取り戻した後、『命をかけて戦いに挑む』ことも『生きて大切なものを守る」ことも、同じくらい勇気のある行いだと...この感想を読む

5.05.0
  • 月読三葉月読三葉
  • 96view
  • 666文字

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