真夏のオリオンの評価
真夏のオリオンの感想
静かな戦争映画です
血みどろだったり、爆音に耳が痛かったり、という戦争映画とは一味違った映画だったように感じます。もちろん、そういったシーンが全くない、とは言えませんが、かなり、そういうシーンが嫌いな私もすんなり見ることができたので、穏やかなものなのでは、と思っています。ラストシーンで、日本兵とアメリカ兵が互いに敬礼をするシーンがあります。その時の敬礼の腕の角度を見て、当時の日本とアメリカの格の違いを感じさせられました。昔、「日本は財布に100円しかないのに10000円の買い物をしようとしていた。対してアメリカは、10000円持って100円の買い物をしようとしていた。」というたとえ話を聞きましたが、まさに、と思う場面でした。