同情するなら金をくれ! - 家なき子の感想

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ドラマレビュー数 1,147件

家なき子

4.504.50
映像
4.00
脚本
4.75
キャスト
5.00
音楽
4.25
演出
5.00
感想数
2
観た人
7

同情するなら金をくれ!

4.54.5
映像
3.5
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
3.5
演出
5.0

流行語大賞になるほど非常に世間をにぎわせた作品です。

安達祐美さんの「同情するなら金をくれ!」というシーンは何回放送されたことか。というくらい非常に多く放送されました。

私の当時住んでいた地域は、非常に貧富の差が激しく、地元民は生活保護を受けている人が大半。私の家を含め、移住してきたものの多くは比較的裕福な家が多い、そんな地域でした。そのため、移住してきたものたちはカツアゲにあったり、いじめにあうなんて日常茶飯事。また、両親がアル中や薬物中毒者なんて言う家もあったくらいです。

正直この作品を見るまで、そんな同級生などにあうのが嫌で登校拒否をするなどといったことで避けることしかできませんでした。でも、この作品に出会い、みんな必死に生きているんです。もちろん、主人公である相沢すずがやった盗みや養父殺害計画などは許されるものではありません。でも、そのときのすずにとってはそれが精いっぱいだったんだと思います。すずの徐々に変わっていく姿。それを見て、初めて人って変わっていくものだと感じ、学校に通えるようになりました。悪いことははっきりと悪いといえる。そんな風に変われたのも、この作品に出会えたからだと思います。

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他のレビュアーの感想・評価

相沢すずから学ぶ生きていくということ。

衝撃を受けたセリフ'同情するなら金をくれ'私はこの作品を見た時にいつまでも心の中に残っている言葉があります。”同情するなら金をくれ!”この強くもたくましい言葉は小学生が発した言葉です。せつなく、強く、自分が生きていくためにはこれくらいの強さがないと生きてはいけないだろう、きっと、すずの頭の中はこんな気持ちだったに違いない。すずはいつも1人ではない、側に犬がいます。すずの支えになってくれた存在でした。学校へ登校する前にすずは靴磨きをしてお金を得ていました。世間の目はすずを哀れんでみていました。そんな大人達に向けて精一杯の力で叫ぶのです。”同情するなら金をくれ!”同情するくらいだったらお金を下さいと。同情して可哀想と感じるのなら、哀れむなら、私を助けて下さいと。心の底から助けてくれと叫ぶのです。お金を下さいと。こんな真っ直ぐな悲しい叫びが、大人達に向けられます。作品を通して、テレビ画面の当時小...この感想を読む

4.54.5
  • りかりか
  • 650view
  • 2048文字
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