同情するなら金をくれ!
流行語大賞になるほど非常に世間をにぎわせた作品です。
安達祐美さんの「同情するなら金をくれ!」というシーンは何回放送されたことか。というくらい非常に多く放送されました。
私の当時住んでいた地域は、非常に貧富の差が激しく、地元民は生活保護を受けている人が大半。私の家を含め、移住してきたものの多くは比較的裕福な家が多い、そんな地域でした。そのため、移住してきたものたちはカツアゲにあったり、いじめにあうなんて日常茶飯事。また、両親がアル中や薬物中毒者なんて言う家もあったくらいです。
正直この作品を見るまで、そんな同級生などにあうのが嫌で登校拒否をするなどといったことで避けることしかできませんでした。でも、この作品に出会い、みんな必死に生きているんです。もちろん、主人公である相沢すずがやった盗みや養父殺害計画などは許されるものではありません。でも、そのときのすずにとってはそれが精いっぱいだったんだと思います。すずの徐々に変わっていく姿。それを見て、初めて人って変わっていくものだと感じ、学校に通えるようになりました。悪いことははっきりと悪いといえる。そんな風に変われたのも、この作品に出会えたからだと思います。
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