交換殺人がテーマのヒッチコック作品! - 見知らぬ乗客の感想

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交換殺人がテーマのヒッチコック作品!

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

交換殺人ってやつですね。 自分が相手の殺したい人を殺し、相手が自分の殺したい相手を殺す。 つまりアリバイが保証され、動機がないために、無罪となる。 こんなこと考える人は昔も今もいるんでしょうね。 にしてもヒッチコックはさすがに題材選びがおもしろい! ストーリーを簡単に述べます。 有名なテニスプレーヤーのガイ・ヘインズが列車で故郷メトカルフへ離婚のため帰る途中、ブルーノ・アントニーと会います。 ブルーノはガイが妻ミリアムと離婚して、モートン上院議員の娘アンと結婚したがっていることを知っており、自分の父を殺してくれるなら代わりにミリアムを殺すという交換殺人を持ちかけてきました。 ガイは受け入れませんでしたが、ブルーノは遊園地でついにミリアムを殺してしまい、ブルーノはそのお返しとして殺人をせかすようになります。 そしてある時、ブルーノはガイの所持しているライターを現場に置き、擦り付ける計画を練ったのです。 ガイはそれを知り、遊園地にいるブルーノを追い、メリーゴーランド上で対決が行われました。 最後はメリーゴーランドの下敷きになって死んだブルーノの手から、ガイのライターが見つかり、容疑が晴れたというような内容です。 途中までのストーリー展開と、狂気じみていくブルーノの怖さは必見ですが、個人的にはメリーゴーランドのシーンが必要だったのかよくわかりません。 他のネタバレなんかを見ていると、子供じみた犯人が子供の遊具で死ぬという皮肉を描いているとか、メリーゴーランドは人生のルーレットを表していて、一方は死に、一方は生き残るということを表しているとか、色々と解釈がありました。 いずれにしても私の感性では、あのシーンを受け止めれなかったです。 ちなみにバーバラ役のパトリシアは、ヒッチコックの実の娘らしいです。

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他のレビュアーの感想・評価

サスペンスの味が凝縮された作品

ブルーノの素晴らしく怖い演技が恐怖感あおる。著名なテニスプレイヤーのガイは上院議員の娘とつきあっているが、離婚を控えた妻を持っている。一方、ブルーノは厳格な父親に育てられ、狂気的に精神を病んでいる。そのブルーノが列車で乗り合わせたガイに接近。ガイの妻とブルーノの父の交換殺人を持ちかける。。。そう、交換殺人の元祖的物語です。執拗に父殺しを催促するブルーノの演技がとても緊迫感があって。怖い。すばらしい演技。 袋小路に追い詰められていくガイそして、ガイが承諾もしていないのに、勝手にガイの妻を殺して、早く自分の父を殺すよう催促を繰り返すブルーノ。怖い怖い。困り果てたガイは、ブルーノの父親を殺すと見せかけて、彼に相談に行こうとするが、そこで待ち伏せていたのは本人だったという、びっくり怖い展開。ブルーノは、ガイを追い詰めるための最後の手段で、殺人の証拠品として罪をガイに被せることのできるガイのライ...この感想を読む

4.54.5
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