交換殺人がテーマのヒッチコック作品!
交換殺人ってやつですね。 自分が相手の殺したい人を殺し、相手が自分の殺したい相手を殺す。 つまりアリバイが保証され、動機がないために、無罪となる。 こんなこと考える人は昔も今もいるんでしょうね。 にしてもヒッチコックはさすがに題材選びがおもしろい! ストーリーを簡単に述べます。 有名なテニスプレーヤーのガイ・ヘインズが列車で故郷メトカルフへ離婚のため帰る途中、ブルーノ・アントニーと会います。 ブルーノはガイが妻ミリアムと離婚して、モートン上院議員の娘アンと結婚したがっていることを知っており、自分の父を殺してくれるなら代わりにミリアムを殺すという交換殺人を持ちかけてきました。 ガイは受け入れませんでしたが、ブルーノは遊園地でついにミリアムを殺してしまい、ブルーノはそのお返しとして殺人をせかすようになります。 そしてある時、ブルーノはガイの所持しているライターを現場に置き、擦り付ける計画を練ったのです。 ガイはそれを知り、遊園地にいるブルーノを追い、メリーゴーランド上で対決が行われました。 最後はメリーゴーランドの下敷きになって死んだブルーノの手から、ガイのライターが見つかり、容疑が晴れたというような内容です。 途中までのストーリー展開と、狂気じみていくブルーノの怖さは必見ですが、個人的にはメリーゴーランドのシーンが必要だったのかよくわかりません。 他のネタバレなんかを見ていると、子供じみた犯人が子供の遊具で死ぬという皮肉を描いているとか、メリーゴーランドは人生のルーレットを表していて、一方は死に、一方は生き残るということを表しているとか、色々と解釈がありました。 いずれにしても私の感性では、あのシーンを受け止めれなかったです。 ちなみにバーバラ役のパトリシアは、ヒッチコックの実の娘らしいです。
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